2013年8月31日公開

ジェリー・フィッシュ

R18+922013年8月31日公開
ジェリー・フィッシュ
3.1

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

クラスで浮き気味な高校生の夕紀(大谷澪)は、水族館で同級生の叶子(花井瑠美)に話し掛けられ、その後キスをする。その日から、惹(ひ)かれ合うようになった夕紀と叶子。しかし、孤独の闇を抱える叶子は男子と交際を始め、彼と体を重ねることに夢中になっていく。さらに、叶子が中学生のときに子どもをおろしたといううわさを聞き、夕紀の心はかき乱される。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(12件)

切ない34.6%セクシー15.4%かわいい15.4%ロマンチック11.5%悲しい7.7%

  • WXYは知ってても、それだけじゃ

    4.0

    誘い水かと思ったら深い沼。

    自分の孤独感を救ってくれた友人、その友人への親しみが、友情から愛情、依存へと変わってく様、よく描かれてる。 お互いに話している時に見せる安堵の表情、その表情に少しずつ猜疑が入って関係は終わりに。 結局、誘った方は普通の男女関係に、誘われた方は、最初はそんな気なんかなかったのに同性愛に向かってしまう。そのストーリーも組み立ても良い。 最後のシーンは、印象的。きっかけを与えてくれた相手は、平凡で多数派の母親像として、一方は母親になる関係には無い少数派としての情景の対比を描写。上手いね。

  • mor********

    4.0

    2013年に甦った日活ロマンポルノ。

    当初はノーチェックだった作品も、監督が金子修介であることを知り興味をもって、地元のシネコンでひっそり公開されていた上映回に間に合った。 これは2013年に甦った「日活ロマンポルノ」だ! 1984年の「宇能鴻一郎の濡れて打つ」で劇場作品デビューを飾った金子監督。 その後も「いたずらロリータ。うしろからバージン」(1986)といった切ない作品を発表する一方で「恐怖のヤッちゃん」などでメジャーシーンへと活躍の場を広げていきました。 そして1988年に終焉を迎えた日活ロマンポルノを自ら見送る作品として「ラスト・キャバレー」を発表してから25年。 女子高生のレズビアンをテーマにしたこの「ジェリー・フィッシュ」ではそんなロマンポルノ時代の手腕をいかんなく発揮して、少女たちの性(生)と愛の葛藤を見事に描き出しています。 衝撃的な全裸シーンにもチャレンジした体当たりの演技を見せるのはアイドル出身の大谷澪とこれが映画初出演となる花井瑠美。 ビジュアル的にはどう見ても女子高生には見えない二人が繰り広げる甘美なエロスの体現が、逆にロマンポルノ時代のどことなく曖昧模糊とした世界観を思い出させる。 互いに求め合うものが愛なのか身体を求め合うだけの行為なのか、不確かな自分自身の感情に戸惑う夕紀が、ケータイの叶子との2ショットを見ながらさめざめとオナニーをするシーンが切ない。 あの「1999年の夏休み」で明確になった金子修介ならではの少女趣味…ロリコンとは違う…はここでも健在で、後半の二人が体を重ね合うベッドシーンなども美しい。 それにしてもこんな作品がまさか群馬のシネコンで観られるとは思わなかった。 独立型のシネコンとしてプレビ劇場は十分に役割を果たしていると思う。 ただこの日もメンズデーとはいえ観客は3名のみ…それでもこういう作品選びを続けてほしい。 ちなみに「江ノ島プリズム」も上映中。 急がないと。

  • han********

    4.0

    孤独の先に

     誰かと繋がっていたい。自分を理解してほしい。人は常に孤独と隣り合わせである。孤独は誰の心の中にも存在する埋められない隙間である。その隙間を満たそうと少女たちはお互いを求め合い、そして傷つけあう。  高校生の夕紀は真剣に相手と向き合おうとするあまり、相手に自分の欲求を強く欲してしまう。一方で、クラスメイトの叶子は相手の欲求を満たそうと自分の意思とは関係なく全てを受け入れてしまう。そんな二人の少女は互いに相手を強く思いやるあまり、その関係性を少しずつ歪めていく。  受け身を知らない彼女たちが、全身で相手の思いを受け止めようとする姿は見ていて心が痛む。何故、こんなにも真っ直ぐなのか。  水槽の外に出た(=大人になった)私たちは、スクリーンから溢れ出す映像を見て、忘れていたあの頃の瑞々しい感情を再び取り戻せるかもしれない。やはり、人が人を思う姿はとても美しい。    

  • elt********

    3.0

    1つの表現

    現代は「愛の形」がとても多く存在する。その中には今まで偏見視され、軽蔑されていたが、やっと最近認められてきたものも数多くある。レズビアンもあればゲイもある。バイセクシュアルもあればフェティズムもある。これらはすべて「愛の表現」だ。変わってもなければ、偏見もそこには存在してはいけない。特殊ではない。普通だ。今日まで一般的に愛されてきた「男と女の恋」という関係はすでに崩れさっているのかもしれない。 僕の好きな映画に「カサブランカ」という言われずと知れた名作がある。僕はこの映画をあきるほど何度も見た。ハンフリーボガードとイングリットバーグマンが身を寄せ合い、手を握り合い、お互いがお互いの瞳に愛を求めているシーンに憧れを抱いた。恋愛映画とひとくくりにしてしまうには余りにも大雑すぎだが、しかしながら「愛」はそこに存在している。 ジェリーフィッシュも恋愛映画だと思う。抱き合うし、キスもするし、露骨なSEXもする。愛の表現のオンパレードだ。全身をさらけ出すエロティック映画でもある。だが、心を奪われるような感動もなければ、憧れてしまう共感もない。どうして?と思うことばかりだ。ほとんど理解ができなかった。しかし、そんなことをおもいながらも、主人公の2人をどうしても否定できなかった。あのような関係は現在確かに存在していると思ってしまうからだ。絶対なくはないと思ってしまう。「カサブランカ」のような「愛」はないが、ジェリーフィッシュの「愛」はある。これも現代の多様化し、複雑化している「愛」という難解表現の1つの実証例だ。そう僕は思い、恐怖しながら家に帰った。

  • wan********

    4.0

    ある意味エンターテイメント

    この映画は誰もが共感できる、そんな映画ではない。 二人の主人公、夕紀と叶子は異常なまでに「性」に対しての探究心がある。しかしその共通点にもズレがある。 夕紀は精神的に、叶子は肉体的に「性」に対して向き合っているのがよく表れている。なので観ていて“安心”できなかった。なぜこの二人が惹かれ合うのか? しかしラストのシーンを観て腑に落ちた。 またレズビアンという重いテーマではあるが、程良くユーモアも織り交ぜてあるのでバランス良い作りになっていて想像していたより観やすかった。 冒頭で書いた通りこの映画は誰もが共感はできない。私もその中の一人だ。しかし観る人によっては意見は全然変わってくる。それがこの映画の最大の魅力だと感じた。 観た人と話し、意見を交わし情報を交換することによりまた違った考え方が生まれる。そういった見方がこの映画をより味わい深くしてくれるのだと思う。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ジェリー・フィッシュ

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル