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グランド・イリュージョン (2013)

NOW YOU SEE ME

監督
ルイ・ルテリエ
  • みたいムービー 670
  • みたログ 5,443

3.65 / 評価:3653件

スタイリッシュな音楽と映像とどや顔と

  • バツイチ王子 さん
  • 2013年10月11日 3時02分
  • 閲覧数 13310
  • 役立ち度 70
    • 総合評価
    • ★★★★★

「プレステージ」「幻影師アイゼンハイム」など
今のところ、イリュージョン映画にハズレなし
映画そのものがトリッキーなイリュージョンだからだろうか
本作も、裏切られることはなかった

原題「Now you see me」はgoo辞書いはく
見えますね(おっと、消えた)というトリック時の決まり文句らしい
「グランド・イリュージョン」の方が判りやすいが、やや捻り不足

しかし、ベタなタイトル以外はスタイリッシュなつくり
ブライアン・タイラーの壮大で奥行きあるテーマや
Zeddの中毒性ある曲をBGMにして
魅せ方を心得たマジックやメンタリズムを魅せられ、ゾクっと鳥肌が立つ
そして、ダイナミックなイリュージョンを観客同様に体験させ
散りばめられた伏線を、ラストで綺麗に回収してくれる

とにかく爽快でカッコいい、とても気持ちがいい映画だ
多少の粗さや強引さも感じるが
出来るだけでっかいスクリーンで“体験すること”を勧めたい


4人のイリュージョニストが、ラスベガスの衆人が見守る中
遠くパリの銀行から、金を奪って雨のように降らせて見せた
慌てたFBIとインターポールは、彼らを追いかけるが
ニューオリンズ、ニューヨークと舞台を変えて、金を奪っていく
彼らの目的は何か、果たして捕まってしまうのか、というお話


仲間で協力して行う現金強奪というくだりは
なんとなく「オーシャンズ11」を髣髴させる
見るからに、トリッキーな話であることは明らかだが
強烈に目を惹くのは、軸となるイリュージョンだ

映画だから映像は作れるが
そう斜に構えず、素直に楽しむのがいい
ショーのネタは、あっちのメンタリスト、キース・バリー
イリュージョニスト、デヴィット・カッパーフィールドが噛んだそう
彼のショーを観たことがあるが、瞬間移動や空中浮遊など
そのスケール感とエンタメ性は、スケール感あり刺激的
その記憶を呼び覚まされ、ただ酔いしれる


面白いのは、ネタばらし
壮大なイリュージョンのカラクリやメンタリズムの本質が
ストーリーを通じて伝わってくる

特に、観客の視線を誘導してひっかけるミスディレクション
この映画の監修でもあるDaiGoのメンタリズムと同じく
騙されやすいオレは、見事なもんだなと感嘆した


演じる俳優たちも、何気に知れた顔ばかりで豪華だ

まずはケレン味たっぷりのイリュージョニスト“フォー・ホースメン”
ダニエルを演じるジェシー・アイゼンバーグ、今回非常にカッコいい
童顔イメージだったが、スマートで知的な風情を纏っている
彼と「ゾンビランド」で共演のウディ・ハレルソン演じるメンタリスト
その胡散臭さも最高だ
アイラ・フィッシャーもそれらしい風貌が活かされ
後で知ったがジェームズ・フランコの弟、デイヴ・フランコも一役買う
ただ、其々のイリュージョン特性があまり活かされないのが惜しい

また、ライバルのサディアス役 モーガン・フリーマン
富豪アーサー役 マイケル・ケインの「ダークナイト」ペアは
ベッタリ板についた配役であり、いい感じの重さがある

追う側も、そのアクの強さに負けていない
FBIディラン役の マーク・ラファロは、やられっぷりが気持ちよく
まるで、あの銭形警部を思わせる愛らしさがある
そしてお気に入り、インターポール・アルマ役 メラニー・ロラン
「イングロリアス…」からのファンで、相変わらずの美しさだ

監督は「トランスポーター」のルイ・レテリエ
来日時にお会いした「タイタンの戦い」以来の鑑賞だ
ウディ・ハレルソン+ジェイソン・ステイサムなフランス監督だが
なかなか壮大かつ繊細に魅せる映像で、オレの中で株が上がった

正直空振りも覚悟し、過大すぎる期待というワクワクを抱いていたが
見事に、その期待を裏切ることなくたっぷり楽しませてくれた


思えば、印象的だったのは“どや顔”
イリュージョニスト4人は冒頭から技を披露し、どや顔
ライバルサディアスもオレなら見破れるぞと、どや顔
インターポールのアルマも澄ました素振りで、どや顔

最後にどや顔をするのはいったい誰か
肝心のストーリーに、多く語るのは野暮だが
映画そのものが、イリュージョンになっている事だけは確かだ
エンドクレジット後も映像が有るのでお忘れなく


レビューを書いていて
伏線や展開を確認すべく、もう一度鑑賞したくてうずうずさせられた
このトリックを見破れるか?! などと煽るコピーがあるが
疑心暗鬼で見るよりも、観客気分で素直に見る方がきっといい
そうしたら、2時間弱のショータイムがしっかり満足させるだろうから

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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