作品レビュー(26件)
- けいみ
5.0点
弱いのに自我だけしっかりあり欲望の赴くままに生きる父親。 厳しく、娘を愛しているが無関心でそれ以上に愛されたい母親。 大人っぽい見た目に引け劣らないように必死で子供の部分を隠すがとても幼い思考の友達。 そんな人達に囲まれる、 情熱的でひとつの事にのめり込みなかなか自分を表せない主人公。 ジンジャー役のエルファニングが パスタを食べながら泣くシーンは本音を言えない怒鳴り散らせない少女の抵抗と苦しみの涙。
- nat********
4.0点
ネタバレ子供の大人と大人な子供
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ********
1.0点
ネタバレ胸糞な毒親
このレビューにはネタバレが含まれています。 - sak********
4.0点
幼少の頃からどこかローザはジンジャーのこと舐めてたというか、何をしても許してくれるだろうっていうのはあったと思います。よくいじめられっ子にある性格だったからかな。父親も母親には謝らなかったけど、ジンジャーには謝ったのは、そんなジンジャーの性格ゆえにでしょう。 親友があれよという間に義理の母親になるなんて酷すぎっ! 活動家になるにはもっと強い主張がないとただの平和主義じゃなめられる。母親と同じように泣いて過ごすだけ…。 邦題をジンジャーだけにしたのは良い判断だと思う。
- fam********
3.0点
親友だった2人が1人の男によって生き方が分かれて行くお話。フツーだったら父親と寝た親友と大喧嘩だろ?って思うけど冷静すぎるジンジャーは凄く大人で素敵な女性に見えました。 所詮恋なんて長続きはしないもの、女性にはいろんな生き方があるよと考えさせられました。
- kar********
2.0点
ネタバレ悪くないんだけど…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - rak********
4.0点
邦画の青春映画とは違って 青春を描きながらも、 彼女の現実が描かれ、 いろんな感情が揺さぶられる 素敵な映画でした。
- jag********
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - arl********
4.0点
核兵器の暗雲による危機に世界全体が不安で厭世的な時期に多感な時期を迎えた少女の葛藤。友情の危機。両親との愛情の危機。 深い映画です。感銘を受けました。
- fg9********
3.0点
…あらすじは、解説のとおり。 1945年、ロンドンの同じ病院で同じ日に生まれて以来、まるで双子の姉妹のようにずっと仲良く一緒に育ってきたジンジャー(エル・ファニング)とローザ(アリス・イングラート)。 1960年代、思春期を迎えた2人は学校をさぼって酒やたばこを試してみたり、男の子たちと恋の真似事をしたりして、自由奔放な青春を謳歌する毎日。 しかし、著名な活動家であるジンジャーの父ローランドとローザが深い仲になったことから、2人の女性同士の友情関係にもヒビが入るようになる。 冒頭、きのこ雲が上がり、原爆投下の広島の映像が流れてドッキリする。 もう少し詳しく書いてみよう。 ジンジャーの家族は、若くしてジンジャーを産んだ専業主婦の母と、リベラリストを気取った教師の父だが、そのパパさんは自分のことをローランドと名前で呼ばせたりしているのだ。 で、父母の間には痴話喧嘩が絶えず、ローランドは家を出てしまうのだが、ジンジャーは平凡な母に見切りを付けて、一見話しの解かる父の住まう所に身を寄せる。 一方のローザの家庭は、シングルマザーで幼い弟がいるもんで、家事全般を押し付けられて、何だか仏頂面が目に付く。 そんなある日、ローランドのヨットで遠出した晩、ヨットの何処かの部屋からローザの喘ぎ声が洩れ聞こえてきたのだった。 ジンジャーは、これも成り行きと素知らぬ態度を採り続け、そっちが肉体を通じて大人になるんだったら、私は精神を通じて大人になるんだと、反核運動に身を投じていく。 この時のジンジャーの心の支えとなるのがアネット・ベニングで流石に存在感がある。 で、そうこうしているうちに、ローザからローランドとの子を宿していることを打ち明けられて、精神で大人になろうとしていたジンジャーの心もプッツンしてしまう。 で、皆の前で洗い浚いぶちまけてしまう。 すると、ジンジャーの母は、『あの淫乱なクソガキメ~!』と喚いて、自室に籠って服毒自殺を謀る。 ジンジャーは病院の待合室で、自分の心を鎮めるように大好きなポエムをしたためるのだった。 『ローザ、あなたを愛していた…だから、許すよ…』 原題は、『GINGER & ROSA』なのだが、邦題は『ジンジャーの朝~さよなら、わたしが愛した世界』だ。 無邪気な少女時代に別れを告げて、新たな大人への苦難の道を目指すジンジャーの心象が伝わって来るナイス邦題だな。 そんな揺れ動く少女の微妙な心象をエル・ファニングが繊細に演じていて好感が持てたが、『ピアノ・レッスン』の女性監督ジェーン・カンピオンの娘のアリス・イングラートにあまり華があるとは感じられず、また、ローランドの似非リベラリストぶりも鼻に吐いたので☆一つ割り引いた。 でも、エンディングでのセロニアス・モンクのピアノソロには聴き惚れてしまったので、☆一つ元に戻し、一見の価値はあった。
- nap********
3.0点
ジンジャーは友情と核に対するデモが全て。 ローザは恋愛が全て。 2人とも一緒にいても、お互い1番に優先するものは違くて。その事に気付かずいつの間にかすれ違ってた感じ。 ジンジャーの父親とは波長が合ってたんだろうね。だからって親友の父親と寝るのは擁護出来ないけど。 父親もクズ。 ジンジャーはこれから大人になって行くんだろうね。
- 柚子
2.0点
広島、原爆投下の日 親友同士のママから、ジンジャーとローザが生まれる ジンジャーは、本気で核戦争で、世界が崩壊すると思っている ローザは、恋に生きる その相手は・・・ ジンジャーの父親みたいな男は、心底、嫌い 女の心を破壊する ごめんね 許すよ 娘の方が大人になるしかない エル・ファニングの魅力に尽きる!
- いやよセブン
4.0点
ジンジャー(エル・ファニング)とローザ(アリス・イングラート)は母親同士が友達で、同じ日に生まれた女の子。 冷戦真っ只中に思春期を迎え、当たり前だが、二人の意識にずれが出てくる。 理論派のジンジャーは核反対運動に加わり、行動派のローザは男との冷めた恋愛に走る。 二人の教師役ともいえる無責任な男が、ジンジャーの父親。 キューバ危機の時に二人はとても痛い洗礼を浴びてしまう。
- kli********
1.0点
ネタバレ誰でも作れる映画
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kan********
1.0点
時代背景の事もあってか、使われてる音楽は抜群に良かったよね☆☆ ただ、話がなんかこうやたらもたもたした感じで 退屈な印象は否めないわね・・・ 親友が自分の父親とセッ●スしてるっていう内容は 結構すごいテーマなんだけどね・・・ あと、ジンジャーの母親の顔が整形っぽかったり、胸もイジッてて 不自然にデカかったり、とにかくエル・ファニング以外のキャストも なんか良くなかったように思える。。。
- dru********
5.0点
大きな世界の危機と、小さな世界の危機 少女の目線から、これらの世界が同じ大きさに描かれているのが見事。 きっと大人になればなるほど、このバランスがおかしくなっていくんだな。 とても純粋で、胸にくる映画でした。
- g04********
4.0点
ネタバレ世界の終わりとは
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ********
4.0点
2012年。サリー・ポッター監督。1945年に生まれ、幼馴染として育った少女2人が17才になって思春期を迎え、一人は核戦争の恐怖に脅えてなんとかしなければと思い、一人は若い女性らしく愛を求めてもう一人の父親と関係をもってしまう、という話。 核による人類滅亡に脅える少女が、実は家族の崩壊に脅えている。まっとうな「家族こそが政治」という映画。自由主義者の父親と家庭に閉じこもる母親の間で深まっていく分裂は必然的なものとして描かれており、家庭分裂から人格分裂の危機に瀕する少女が人格を取り戻す手段が「詩」であるところがポイント。活動家になるのは家族分裂への脅えからだが、詩人になるのは分裂した人格の縫合のためである。 書くことは自分を取り戻す=再創造することであるということですね。もう一人の少女があまりにうすっぺらく、そこに必然性があるようにも見えないのが残念です。金髪=正統派、ブルネット=ファムファタールという定型は踏襲しているけれども。
- a_l********
4.0点
タイトルからは想像のつかなかった冒頭の映像に驚いた。 きのこ雲。 原爆投下の広島の映像。 そんな1945年に外国、イギリスに生まれ落ちた2人の少女と家族のお話。 やはりこの出来事は無視できない世界の事件だったわけですが、 やり切れない想いや日常に安心感を覚えることができない人々が、 そんな時代を背景に葛藤している姿が 繊細に、力強く描かれている。 迷いや葛藤の根底は、 いつの時代も共通なのだろうか、 と、少し心が軽くなるような気もした。 なんといっても、エルファニングの透明感。
- syo********
5.0点
が、とにかく魅力的。 (映画の内容については、他レビュアー様達の深い洞察に満ちた内容を御参照くださいm(__)m) 少女(から女性に至る過程)の美しさ・強さ・危うさ・狡さ・儚さ・繊細さ・無邪気さ・残酷さets・・を、ナチュラルな佇まいで演じきった、2人のヒロインを見るだけでも価値が有る映画だと思います。