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もうひとりの息子 (2012)

LE FILS DE L'AUTRE/THE OTHER SON

監督
ロレーヌ・レヴィ
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4.05 / 評価:201件

民族や宗教の枠を越え人類はひとつに

  • kaz******** さん
  • 2021年3月2日 16時20分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ヨセフは兵役のために検査を受ける。母親のオリットは血液型が両親と違うことを訝った。調べると出産した病院で取り違えたことが判明する。相手はパレスチナに住むアル・ベザス家のヤシンという青年だった。病院の説明に双方の両親はうろたえる。とりわけ、ヤシンの父はショックを受け口も利かない。パリに留学しているヤシンが大学入学資格に合格して帰ってくる。やがて、アル・ベザス一家はヨセフのシルバーグ家を訪れ、ヤシンの兄のビラルを除いて対面する。それから、ヨセフとヤシンはテルアビブとパレスチナを行き来するようになる。ビラルはそれまで仲の良かったヤシンを『ユダヤ人』と呼び拒絶する。ヤシンの母親ライラはビラルに「心を開くのよ」と諭す。・・・・・・・・。
 赤ん坊の取り違えを扱った作品は日本でも『そして父になる』があるが、こちらは敵対する民族そして宗教の違いの中でというのは重い。ヨセフの兵役が取りやめになったのはパレスチナ人を入隊させることに抵抗があったのだろう。土地を奪われ占領地区外に出られぬパレスチナ人がユダヤ人を憎む気持ちはよく分かる。この両家の場合、ヨセフの父アロンが軍の大佐で良かった。通行証を発行し行き来が容易になったのだから。それぞれの母親が本当の息子たちと抱擁を交わすシーンは涙なくして見られない。
 民族や宗教の違いを尊重し、国境を越えて自由に行き来できる世界に希望を抱かせる作品で素晴らしかった。

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物語
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