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もうひとりの息子 (2012)

LE FILS DE L'AUTRE/THE OTHER SON

監督
ロレーヌ・レヴィ
  • みたいムービー 188
  • みたログ 394

4.05 / 評価:196件

とても秀作。おススメのフランス映画

  • ama***** さん
  • 2014年1月21日 10時41分
  • 閲覧数 997
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

子どもの取り違えがテーマであり、この設定だけで関係者に膨大な「葛藤」を与え、凄いドラマになりうるのですが、かつ、なんと「パレスチナ」と「イスラエル」間に起きた問題。
また、取り違えられた本人たちも18歳と言う設定で、そもそもが大葛藤しながら生きている人間に降り注がれた問題。

これだけ見ても凄すぎる話。いわゆる戦争映画よりもリアリティをもって受け止められる話です。
普段私も考えないですが、この作品中の人々にとって、「時間」「血」と同等以上に「民族」と言うものが尊いという事にも改めて考えさせられます。

この映画の良いところは、このような「重たい話」を、『泣かせよう』的に描いていないことです。
ある意味ドキュメンタリー的に淡々と映画いています。
その反面、フランス映画らしく、起承転結ストーリーに固執してもいない潔い終わり方ですし、描写も「行間」があり、メタファー的楽しみができる作品です。
かと言って、家族の問題がテーマでもありますし、難解に芸術ぶった映画でもないですし。

セリフの度に「ため」「間」があって、その時間と「役者の表情」に観ていて感情が高ぶってくる素敵な映画です。
説明セリフが少ない、役者が有名芸能人でないって、本当に素晴らしいですね。

個人的には、「荒波のある浜辺で座っている母」「生んだ子供にキスしたくないの?と育てた子供にきかれて、『したいわ』と答えながら抱き寄せる」シーンは、内臓出そうなぐらい胸があつくなりました。
父親二人が何も話さずコーヒーを飲んでいるシーンなども好きです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 絶望的
  • 切ない
  • セクシー
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