2013年10月19日公開

もうひとりの息子

LE FILS DE L'AUTRE/THE OTHER SON

1012013年10月19日公開
もうひとりの息子
4.0

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(75件)


  • yok********

    4.0

    巧みな構成の反戦映画

    1974年の木下惠介アワーの「我が子は他人」の設定に似ているけど、こちらは宗教と土地を巡っての争いがバックボーン。家族という視点から戦争への疑義と平和への希望を描いた作品でした。

  • kaz********

    4.0

    民族や宗教の枠を越え人類はひとつに

    ヨセフは兵役のために検査を受ける。母親のオリットは血液型が両親と違うことを訝った。調べると出産した病院で取り違えたことが判明する。相手はパレスチナに住むアル・ベザス家のヤシンという青年だった。病院の説明に双方の両親はうろたえる。とりわけ、ヤシンの父はショックを受け口も利かない。パリに留学しているヤシンが大学入学資格に合格して帰ってくる。やがて、アル・ベザス一家はヨセフのシルバーグ家を訪れ、ヤシンの兄のビラルを除いて対面する。それから、ヨセフとヤシンはテルアビブとパレスチナを行き来するようになる。ビラルはそれまで仲の良かったヤシンを『ユダヤ人』と呼び拒絶する。ヤシンの母親ライラはビラルに「心を開くのよ」と諭す。・・・・・・・・。  赤ん坊の取り違えを扱った作品は日本でも『そして父になる』があるが、こちらは敵対する民族そして宗教の違いの中でというのは重い。ヨセフの兵役が取りやめになったのはパレスチナ人を入隊させることに抵抗があったのだろう。土地を奪われ占領地区外に出られぬパレスチナ人がユダヤ人を憎む気持ちはよく分かる。この両家の場合、ヨセフの父アロンが軍の大佐で良かった。通行証を発行し行き来が容易になったのだから。それぞれの母親が本当の息子たちと抱擁を交わすシーンは涙なくして見られない。  民族や宗教の違いを尊重し、国境を越えて自由に行き来できる世界に希望を抱かせる作品で素晴らしかった。

  • oir********

    4.0

    ネタバレ是枝作品「そして父になる」より前の作品。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • aik********

    4.0

    良かった

    パレスチナとイスラエルという複雑な地域を背景に持つ家族が、ヤシンとヨセフを通して少しづつ絆ができていくところは良かった。 マイナス点は、取り違えたとは思えないくらい、ヨセフはユダヤ人だし、ヤシンはパレスチナ人に見える。フランス語、ヘブライ語、アラビア語、英語で会話してると思うけど、字幕だけでは、英語以外の違いがわかりにくかったのが残念だった。その使いわけがしっかり分かるともっと楽しめたと思う。

  • ft0********

    3.0

    日本とは違う親子の気持ち

    赤ん坊の取違い事件を題材にした映画やドラマはいくつかあるが 日本なら生みの親か育ての親か?自分の子供か人の子か? みたいなところで悩むんだろうけど お国が違うと考え方も違うもので ユダヤ人かアラブ人かという人種で悩んだりするところが 日本では考えられない話だなって思った。 話としては良い話でした。

  • him********

    5.0

    ネタバレ考えさせられる映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • Multiverse

    5.0

    文部科学省特別選定

    どこにあっても1円は1円であるし、どこにいても自分は自分だね。

  • dkf********

    3.0

    ストーリーは良いが演出が物足りない

    実に重いテーマだ。「子供同士の取り違え」だけでもあってはならないことなのに、それが対立するユダヤ人とパレスチナ人の取り違えなんてアイデンティティーを全否定するほどのとんでもない悲劇である。 ただ主役のふたりはその衝撃の事実を意外とあっさりと受け入れ、それほど葛藤や苦悩は感じられないように見える。民族を越えたふたつの家族を憎しみや苦しみでなく、愛に溢れた対象として描いているせいか悲劇性は薄い。 女性監督らしい優しい眼差しでこの悲劇をマイルドに描いていることが本作の良さでもあり、物足りない部分でもあるだろう。 個人的にはこれほどの素材を語るならば、もっとシリアスに悲劇を盛り上げていたら、とてつもない傑作になっていた予感がある。 平均点は余裕で越えるクオリティだが、残念感の方が強いので辛めに★4に近い★3とした。

  • 一人旅

    5.0

    終わりなき対立の中で…

    ロレーヌ・レヴィ監督作。 出産時に赤ちゃんを取り違えられた二組の家族の行く末を見つめたドラマ。 18年前、湾岸戦争の混乱のさなかに赤ちゃんを取り違えられていた事実を知ったフランス系ユダヤ人家族とパレスチナ人家族の関わりを描いた人間ドラマの傑作で、是枝裕和監督の『そして父になる』(13)を連想させる―“取り違えが生む悲劇と再生”が、ユダヤ人家族の暮らすテルアビブとパレスチナ人家族の暮らすヨルダン川西岸地区を行き来しながら映し出されていきます。 取り違えによる家族それぞれの混乱と苦悩、葛藤の日々に、イスラエル・パレスチナ間の積年の対立を背景として据えた人間ドラマとなっていて、18年間愛情を注いで育ててきた息子が敵国の人間であることを知った双方の家族の心の揺れを丹念に描写しています。 取り違えられた二人の青年がそれまで心の拠り所としてきた民族・信仰を含めたアイデンティティーを根底から覆される事態に苦悩する様子を描きながら、同時に、今まで育ててきた息子ともう一人の実の息子の存在に葛藤する両親、自分達の土地を占領し続けるユダヤ人に敵意を剥き出しにする兄、事の重大さを理解できず単に“お兄ちゃんが増えた”とだけ考える幼い妹の姿など、取り違え被害に遭った当の本人のみならず、両者の家族それぞれが抱える複雑な心情にまでしっかり焦点をあてた作劇となっています。 テルアビブの綺麗な街並みや解放感のあるビーチとは対照的に、高い壁で分断されたパレスチナ自治区の住環境は狭苦しく息が詰まりますし、通行証なしではイスラエルとパレスチナ自治区を行き来できないという不便な現実が今なお続くイスラエル・パレスチナ間の対立の根深さを象徴しています。しかしながら、取り違えの事実発覚に端を発する両家族の交流の積み重ねが、民族・宗教の対立を越えた相互理解を育ませてゆく様子に一筋の希望を見出すことができる作品で、子どもを愛せる・愛せないの理由に民族や宗教等の外面的事実は通用しないことを静かに提示した、中東の民族対立を背景にしながらも普遍性のある家族ドラマの傑作であります。 蛇足) イスラエルとパレスチナ自治区は壁で分断されていても電話は普通に通じるのが驚き。

  • riz********

    4.0

    いい話

    複雑なんやけどこれでよかったのかな

  • suz********

    4.0

    重く過ぎず軽過ぎず感動ありの映画。

    パレスチナ?何だか観るまで少し億劫でしたが、内容がしっかりしていたので久しぶりに二度観ました。苦悩が言葉よりも表情や仕草でわかり役者さんの演技がとても良かったと思います。心の中でセリフを入れ勝手に感動。特に不器用な父親達の心情が言葉少なくとも伝わってきて良かった。現在のイスラエル問題にも少しふれることができ興味深かったです。丁寧に作られている映画だと思いました。

  • 柚子

    5.0

    もう一人、増えるのです

    18年前に、取り違えられた赤ちゃん…  国も宗教も違う ましてや敵対する民族の子の取り違え… パレスチナやイスラエルの現状 親や当人たちの葛藤は、いかばかりか すでに18才という自分で決断できる年齢であるが、そのように育てた双方の両親が立派で、素晴らしいのである これは子育て終了した女性、すなわち、私のような年食ったお母さんが見ると、けっこう感動モノかも

  • rec********

    3.0

    或る「禁じ手」がこの映画にはあります

    人の顔がすぐに覚えられない頭の悪い私は物語自体はそんなに複雑じゃなくても登場人物の相関図がスムーズに組み立てられなくて苦労するときがままあります。 演じる俳優さんたちがすべて初めて見る方ばかりなら尚更です。 そんな私にさえ人物像がすっと入ってくる。シナリオの構成がしっかりしてるからでしょう。 そして状況と設定からどうしても登場人物がステレオタイプになりがちなのも仕方ありません。 ただひとつ私が待ったをかけたい禁じ手がこの映画にはあります。ネタバレに言及するかもしれないので明言しませんが映画作家が一度使えば二度と手を出せない危ない手です。 監督が承知ならこの先えらく苦労する映画人生は覚悟の筈。じゃなければ単なるいっとき力の演出家です

  • fg9********

    4.0

    ネタバレ『僕の両親?それとも、君の両親?』

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hor********

    2.0

    たいへんな事情なのはわかるけども

    シメージワード:あっさり。 シリアスな題材を扱った映画だが、だからといってそれで面白くなるとは限らない。 映画のなかの当人たちはたいへんだろうが、映画としてはちょっと。 派手な殺し合いとか起きなくてよかった。

  • たあこ

    3.0

    非現実的だなぁ……

    この映画のように、戦争による混乱の最中でなくとも、新生児の取り違えは、昔は現在よりも遥かに多かったことだろう。 実際に、私の母が生まれたばかりのとき、“違うお母さん”と対面させられたらしい。 しかしながら、幸いにも祖母が異変に気づき、“本当のお母さん”に抱いてもらえたのだ。 だからこそ『もうひとりの息子』は、何か自分とかかわりのある映画のように感じ、鑑賞するに至った。 だが、観てみると、違和感を覚える点が多かった。 その中で最大のツッコミどころは、 「みんな、そんなに仲良くなれるものなのか!!??」 というものである。 “僕の歩むはずだった人生を、君らしく歩んで行ってほしい” という心情に至ることは、理解が及ぶ。 しかし、取り違えられた者同士、また本当の家族同士、そんなにアッサリと仲良くなれるものだろうか。 ドキュメンタリーでないのだから仕方ないことではあるが(とはいえ、社会問題を基にしているのに)、どうしても非現実的だと感じてしまう。 自らの運命を受け入れるまでの葛藤が、あまり強く伝わってこなかったことが、この何とも言えぬモヤモヤ感の所以なのかも知れない。 ちなみに、私の母は、本当に数奇な運命の下に生まれているひとだ。 「あなたのお父さんは、とっくのとうに亡くなっている」と聞かされていたにもかかわらず、実は去年まで存命だったり(このことは、母方の祖母さえ知らなかった)…… 母が小学生の頃にできた新しい父親には、彼が捨てたも同然の妻子がいたり(もちろん、対面はしていない)…… 数々のアンビリーバボーなエピソードを持つ母をみていると、まさに “人生は、小説より奇なり” との言葉がしっくりくる。 母に関連のありそうな映画を観ても、母ほどの苦悩は描かれていないように感じてしまう。 ……そうか、これこそが、イマイチ感動できない要因なのかも知れないなぁ。

  • wac********

    5.0

    世界がひとつになれる希望の光

    どこの国の人も親は子を愛し、また国を越えて愛情を育めると思える、あたたかい映画。「そして父になる」と設定は似ているが子供の年齢が違い、こちらはより子供自身の心の動きに焦点が当たっている。世界の子供たちへの讃歌であり人種や宗教で分かたれているこの世界がひとつになれると思えるような映画。

  • ta9********

    3.0

    地味だけどいい映画です。オススメ。

    ちょうど先日、「そして父になる」の酷評書いたけど、ネタは一緒でもこちらの方が数段出来がいいです。 何か子を持つ親としては、複雑な内容だけど淡々としてて良かったです。

  • yxf********

    4.0

    ネタバレ血より、8メートルの「分離壁」が壁に。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hem********

    5.0

    評価のみ

    評価のみ

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