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トーク・トゥ・ザ・デッド (2013)

監督
鶴田法男
  • みたいムービー 6
  • みたログ 64

3.17 / 評価:41件

ホラーじゃないよ、全然

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2020年6月17日 13時49分
  • 閲覧数 848
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

これは悲しいお話です。
 「ホラー」ではありません。

 鶴田法男が作ったというと、広告や映画サイトにはみんな「ホラー」と紹介する。DVDのジャケットにまでそれっぽい写真が映ってる。だから幽霊がぞわぞわ出てきたり血がドバドバ流れたりをみんな期待して見るから、「全然ダメ」と評価する人が増える。
 なんでこう、「ホラー」だの「コメディ」だのと枠を決めて、何もかもその枠にきっちりはめないと気が済まない人が多いんだろう。

 この映画は「死者と話ができるアプリ」がテーマだということになってますが、実際にそのアプリで死者と会話する場面は、半分ぐらい進んでからしか出てきません。
 ましてや、そうやって話してる死者(の幽霊)は、まったく画面に映っていません(1度だけ暗示的に映るシーンはあるけど)。
 もちろん全部「わざと」です。
 そういうものが出てくるのを期待する人は、見ないことです。

 前半のデリヘルや姉弟のシーンが異常に長いのは、無駄なものを映して時間かせいでるんじゃなくて、後半の悲劇を本当に悲しい物語と感じさせるために、ここは絶対に外せないからです。
 ていうか、ここは、後半のアプリ云々の話がなくても、ここだけですでに十分に悲しいお話です。見ててつらくなります。

 主人公の百合役の小松彩夏さんは、「Miss ZOMBIE」でもそうですが、こういう悲惨な境遇の女性を演ずるとマジでこっちの心まで痛くなってきます。昔からファンの私としては、こういうキャラが似合っちゃうのはやや複雑でもあって、同じ「セーラームーン」でデビューした北川景子さんが大ブレイクしてるのと対照的に、今でもつつましく活躍されてるって感じですけど、がんばってほしいです。

 そして、じつはこの映画では彼女より泣かせてくれるのが、かなり頭悪くて勘違いしてたり他人からいいように利用されたりばっかりしてるんだけど純真で一途な女性の木島マユを見事に演じてる桜井ユキさんです。
 もうなんか、かわいそうで気の毒で、「ちょっとそれダメだってば」と言いに画面の中まで入っていきたくなる。

 加藤和樹さんは相変わらずイケメンでダンディですね。
 でもこんなふうに、デリヘル嬢たちをいつでも助けられるように待機してたらこの仕事は成り立たんだろうに、と、話のありえなさには少し笑ってしまいましたけど。まあそのへんは大らかに見逃しておきましょう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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