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かしこい狗は、吠えずに笑う (2013)

監督
渡部亮平
  • みたいムービー 22
  • みたログ 129

3.81 / 評価:98件

笑う犬の暴走

楽しげな面白さは全く無いが、不快さを交えつつ深い印象を残す良い映画。

散りばめた小細工を追っていくと、熟考されたそれらが映画の仕上がりを作ってるのだと判る。特に最初の方の場面の意味が、最後に判る様に上手く構成してる。始めには意味が判らない。

例えば、鏡の前で、同じ瞳、同じ破壊行為をさせる、深い孤独の表現として面白い。又、生理痛を緩和するツボも最初と途中と最後に出すのもその小細工の一つ。

利益と恐怖で人を繰る、そのキーワードだけをヒロインに言わせる事で、説明調になるのを避けてる、これも見る方に想像を喚起させる効果は大きい。
美形とそうでない主人公二人の対比も、口調の緩急の差、しぐさの緩慢さの差とかきっちりアクセントを付けて、個性を際立たせる。その表現も上手い。

きっかけは飼い犬を失った失望、次に親友だと思ってた同級生の寝返り、それらの埋めがたい喪失感を埋めようとするための、独占と支配。これらの表現の配置場所も上手い時系列に並べてる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
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