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42 ~世界を変えた男~ (2013)

42

監督
ブライアン・ヘルゲランド
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4.04 / 評価:902件

解説

黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの伝記ドラマ。白人の世界だったメジャーリーグに飛び込み、偏見や差別に屈することなく奮闘した彼の姿を描く。監督は、『L.A.コンフィデンシャル』の脚本家としても知られるブライアン・ヘルゲランド。テレビドラマ「FRINGE/フリンジ」などのチャドウィック・ボーズマンが、ジャッキーを快演。親身になって彼を支えたドジャースの重役ブランチ・リッキーを、名優ハリソン・フォードが徹底した人物リサーチと特殊メイクを施して演じ切っている。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1947年。ブルックリン・ドジャースのゼネラルマネージャーを務めるブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は、黒人青年ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)と契約、彼をメジャーリーグ史上初の黒人メジャーリーガーとして迎える。だが、白人以外には門戸を開かなかったメジャーリーグにとって彼の存在は異端なものでしかなく、チームの選手たちはもちろん、マスコミや民衆からも糾弾される。そんな状況ながらも、背番号42を誇るようにプレーするジャッキーの姿は次第に人々の気持ちを変えていく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2013 LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.
(C)2013 LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

「42 世界を変えた男」作り手の情熱が惜しみなく注がれたベースボール映画の新たな傑作

 本作はアメリカの全球団 (独立リーグやアマチュア含む)が永久欠番にしている背番号42、黒人初のメジャーリーガーとなった英雄ジャッキー・ロビンソンの伝記映画である。

 1945年、ブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキー (ハリソン・フォード)は、ニグロリーグで活躍中の黒人選手ジャッキー・ロビンソン (チャドウィック・ボーズマン)と電撃的に契約し、下部組織3Aのモントリオール・ロイヤルズに入団させる。当時は人種差別が激しく、有色人種のメジャーリーガーはいなかったため、彼は他球団の選手、コーチはもちろん、チームメイトやファンからも差別を受ける。そんな逆風の中、ロビンソンは1947年4月15日 (のちにこの日がジャッキー・ロビンソン・デーとなる)、ドジャースの本拠地エベッツフィールドに立つ……。

 「L. A. コンフィデンシャル」「ミスティック・リバー」の見事な脚色で知られる監督・脚本のブライアン・ヘルゲランドは、ロビンソンの激動の半生をだらだらと描くのではなく、ロビンソンがリッキーと出会ってからメジャーリーガーになるまでの3シーズン(約2年間)に焦点を当てて脚本を構成した。この歴史的偉業の裏にある様々な立場の人間の思いをすくい取り、伝説の「産みの苦しみ」を観る者に共有させる脚本が素晴らしい。

 新人ボーズマンはホームランに盗塁と、驚異の身体能力を見せつけながら、血気盛んなロビンソンを好演。一方、ベテランのフォードは優しく大らかな眼差しで主人公の成長を見つめる。そんな2人が新しいメジャーリーグの在り方を開拓するために、差別を乗り越えながら前進する姿に胸が熱くなる。リアルなベースボール・シーン、正確な時代考証がなされた衣装に至るまで、作り手の情熱が惜しみなく注がれたベースボール映画の新たな傑作だ。(佐藤睦雄)

映画.com(外部リンク)

2013年10月24日 更新

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