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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語

nekoneko

5.0

ネタバレ少女達の気持ちに寄り添って

映画冒頭、まどか家族の朝の場面で既に涙腺崩壊しました。 これは、まどかが一番幸せだった頃の記憶。 消えてしまったはずの魔法少女達も次々現れて、 幸せであればあるほど、観客の不安は募ります。 このような世界を再現することを望むのは、と考えて、 この結界を作った人物の想像がつきます。 ほむらのまどかに対する感情を、レズビアンだと評する人も多いですが、 それは違うと思う。 もし、ほむらを救ったのが男の子であったなら、彼女は彼のために奔走したでしょうし、 犬に救われたのであれば、その犬のために力を注いだでしょう。 人は、自分の時間と手間をかけたものに対して執着を持つものです。 まどかのために長い長い時間を孤独のまま戦い続けたほむらがまどかに拘るのは当然。 彼女はレズビアンなのではなく、恩人に報いることに必死な純粋な少女なのでしょう。 彼女は前作で、まどかを救おうと時間を行ったり来たりしながらも、 結局はまどかに救われてしまいました。 今度こそは、まどかに幸せになってほしい。 その思いが、結界を生み出し、キュウベエの企みを阻止しました。 その代償として、彼女は悪魔となって、魔女達を自分が引き受けることになりましたが。 まどかも、仲間も、観客さえ欺く微笑みを浮かべて…。 少女達の感情に立って見れば、前作からの物語の破綻はありません。 映像もさらに幻想的で迫力のあるものですし 映画として、素晴らしいものになっています。 ただ気がかりなのは、ほむらはこの先、 魔女という存在もろともに自爆することで まどかの世界を守ろうとするのではないか、と思われてならない事です。 続編を楽しみにしています。

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