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ランナウェイ/逃亡者 (2012)

THE COMPANY YOU KEEP

監督
ロバート・レッドフォード
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  • みたログ 547

3.04 / 評価:224件

老いた米国極左闘志達の悲哀に満ちた同窓会

  • sol***** さん
  • 2020年10月12日 21時43分
  • 閲覧数 251
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

まずアメリカにも極左過激派がいたんだとちょっと驚く。それはラプ&ピースのリベラル的ムーブメントしかイメージになかったので。

本作は数十年前の極左グループによる銀行強盗殺人犯の追跡劇であり、うち一人の無実証明の為の逃亡劇でもある。

最初に目に留まったのが主演ロバート・レッドフォードのしわしわ具合。本当の年寄りになったんだなぁと感慨深くなる。
グループの他の闘志達も男女問わずみな爺さん祖母さん。それだけでエレジー臭が芬々と漂う。
しかし、まだ気概は枯れてはおらず極左闘志のままなのがレッドフォードの昔の恋人であり、彼の無実を証明できる唯一の人間ジュリー・クリスティ。彼女もまた初期の作品を何本か見ているので感慨深さもひとしお。

上二人の数十年ぶりの再会の過程を主軸に、執拗な新聞記者、FBI、そして彼らの”娘”の物語も織り交ぜストーリーは進展する。

映画のストーリー進行にこちらの理解が具合よく追いつき、程よい緊迫感と〝哀愁”も持続し、中だるみもなく最後まで見ることが出来た感じ。

年寄りレッドフォードが体力が続かず座り込んで逮捕される場面はこちらも身につまされ哀しくなる。

ジュリー・クリスティの自首描写がなかったのはちょっと物足りないが、それでよかったのかもしれないとも思う。

そして最後に新聞記者の取った行動が、こちらにも後味の良い〝余韻”を残してくれた。
実際はあそこで踏みとどまれる記者がいるとは思えないけれどね。

一般的には地味と受け止められる可能性が高いと思われるが、個人的には全要素が非常に高度にバランスした良い作品と感じました。

本作高評価は年寄りの証かもしれない。笑

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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