JーPOPミュージカルM★A★S★H
- 川崎オスカー さん
- 2013年12月21日 12時39分
- 閲覧数 3968
- 役立ち度 48
- 総合評価
とてもオヤジ向きとは思えないグダグダ恋愛映画と思いきや『陽だまりの彼女』に続き、好評価高得点。チャレンジしてみるものである。
原作の詳細は知らないが、劇中を飾る楽曲が素晴らしい。そして、作品のストーリーに重要な詞がセリフよりも丁寧に綴られている。
エンドロール後のシーン追加の風潮に否定的な自分ではあるが、本作のそれは納得のエンディング。
本作の良さが理解できなかった鑑賞者は、エンドロールに意欲的な楽曲が流れようとも席を立つ。従って、その後のAKIと小枝の展開など、どうあっても構わない。
逆にエンドロールの楽曲にしびれ続けている多くの人は、席を立つはずがない。従って、自然にそのシーンを観ることができるのだ。
AKIは最後まで嘘をついていたんだね(涙)。
オーディションで選ばれたという小枝役の櫻子さん。これは、ものすごいビッグヒットだ。『タイヨウのうた』で魅せたYUIのように、或いはそれ以上に光っていた。
この作品。フジテレビシネマでありながら、巨大プロダクションの横暴で、演技も歌謡力も魅力もない女優が起用されてしまう“ランチパック映画”にされなくて、本当に良かった。心底そう思う。
佐藤健の好演ぶりは大河ドラマで実証済み。この2人が見事に★5.を導いた。
可哀想なのは相武紗季ちゃん。
確か海外留学し、自分探しをして帰ってきたはずなのにキャストの幅は以前と何も変わらない。もっと奥の深い魂の役柄を見つけて欲しい。
詳細評価
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