ここから本文です

カノジョは嘘を愛しすぎてる (2013)

監督
小泉徳宏
  • みたいムービー 598
  • みたログ 2,896

3.46 / 評価:2487件

大原櫻子の歌声には誰も何も勝てない

  • 野暮な江戸っ子 さん
  • 2014年1月24日 2時45分
  • 閲覧数 6524
  • 役立ち度 56
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作は青木琴美のベストセラーコミックだそうです。コミックを実写化した場合、原作のキャラクターイメージとのギャップが問題となることが多いのですが、今作はどうだったのでしょうか。僕は原作未読なので先入観なく見たせいか、各々の役には皆はまっていたように感じました。

この映画、大原櫻子を発掘したことが、全てと言っていいくらいです。
彼女がこの映画を成立させてくれました。美人じゃないけど素朴で愛らしい風貌、抜群の透明感、小柄で言葉少ないいけれど歌うとはじける表現力。
いるんですね、こういう子が。5000人の候補者がいたということですが、多分、オーディションでは、一人だけ違って見えたと思います。
この物語は、少女マンガの約束どおりのラブストーリーではありますが、音楽業界を描いていることもあり、歌える人が重要となっています。その中でも理子役が最重要だったので、最後のピースがピタリとはまった感じです。
また、コミックでは音楽は聞こえませんが、映画では音楽が聞こえなくてはなりません。この音楽を亀田誠治が手掛けており、音楽的にもクオリティが高くなっています。
そういえば、「BECK」では、奇跡の歌声を表現できず、佐藤健が歌うシーンは無音という表現でしたが、納得できず、消化不良だったことを思い出します。
そういう意味でも、大原櫻子の歌声を聴いたときにはトリハダものでした。

物語は、音楽業界を冷めた目で見つめるサウンドクリエイターと、シンガーとしての人並み外れた才能を秘めた少女の恋の行方を描いたものです。
人気バンドCRUDE PLAYのメンバーだったものの、デビューする前に脱退した小笠原秋(佐藤健)は、サウンドクリエイターとしてバンドに楽曲を作ってきましたが、ビジネスとしての音楽業界に嫌気がさし、自分の現状にもつまらなさを感じていました。そんなある日、CRUDE PLAYのファンだという女子高生・小枝理子(大原櫻子)と出会い、彼女に正体を隠したまま付き合い始めます。理子との日々に安らぎを覚える秋でしたが、天性の歌声を持つ彼女を音楽プロデューサーの高樹(反町隆史)がスカウトしたことで二人の関係が変わっていきます。
理子がデビューすることになり、夢が実現に近づくにつれ、秋と理子の嘘から始まった(真実の)恋が大きく動き始めるのです。

佐藤健が主演を務め、ストイックな孤高の天才アーティストを演じています。とにかくカッコイイ。大原櫻子がヒロインの理子を、まさに熱演しています。新鮮とか純粋とか瑞々しいとか、勿論素敵なのですが、秘めたポテンシャルが感じられて、今後も期待できます。

また、音楽映画の側面から、臨場感に満ちたバンドのライブや歌い上げるソロの歌唱シーンなども魅力的です。
特に、 CRUDE PLAYを演じる三浦翔平、窪田正孝、水田航生、浅香航大は、本物のバンドのように見え、きっと、随分練習したんだろうなあなんて思いました。
でも、やっぱり大原櫻子の歌声かなあ、素晴らしい。

続編がありそうな終わり方でしたので、次回作を期待します。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ