2013年9月14日公開無料配信

Miss ZOMBIE

PG12852013年9月14日公開
Miss ZOMBIE
3.0

/ 28

18%
18%
18%
36%
11%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(9件)


  • cyborg_she_loves

    5.0

    感情移入しながら見る映画です

    公開当時に見て、衝撃を受けて、以来、私の中では世界中のゾンビ映画のトップの地位に君臨し続けているのですが、あんまり悲しい映画でもあるのでもう一度見る気にならずにいました。  でも今回、他のゾンビ映画をいろいろ見ているうちに見返したくなって、あらためて見て、もちろんトップの地位は微動だにしなかったんですけど、やっぱり悲しくて悲しくて、見てるのがつらくて、またしばらく大切に封印しておきたくなりました。  感情移入しすぎなんでしょうね。  「セーラームーン」以来の小松彩夏さんのファンですので、この人がオリに入れられて出てきただけでもう気の毒で、悲しくて、ってなっちゃう私の特異体質が原因なのかもしれません。  他の皆さんのレビューを見てると、もっと傍観者的に見て、アートだとか、構成に無理があるとか、書いておられる。  それは全部、当たってると思います。私も、このモノクロ映像は視覚芸術として見て美しいとも思うし、ストーリーとしてはあらゆるゾンビ映画の中で一番支離滅裂だとも思います※。  でも、この映画の作りがゾンビ目線になってるのも間違いない事実です。監督は明らかに、ゾンビ側に感情移入するように作っています。私のように感情移入して見るのがズレた見方だとは言えないと思います。  この主人公を「美しい女ゾンビ」とか、「人を襲わない」とかと解説のたぐいには書いてありますが、それは間違っていると思います。  この映画の女ゾンビは、普通の人間女性を「美女」と呼ぶのと同じ意味での美女に見えるようには作ってないです。だいたい美女も何も、顔全体が正面から映ってるシーンがほんの数カットしかない。大半のシーンは、後姿か横顔だけだったり、顔の上半分をわざと画面から外していたり、わざわざ彼女のルックス上の魅力が映らないように作ってある。  この映画がわざと細部の識別しにくいモノクロで作ってあるのも、意図的なんですよね。映像として美女だったり、醜かったり、グロテスクだったりする部分に、目が行かないようにわざと作ってある。レイプシーンも、殺害シーンも、全部暗示的映像だけしかありません。そうやって細かい部分が映像として見えない分だけ、観客は自分の想像力の中で女ゾンビの心情に共感しながら見ることになる。  「人を襲わない」というのも嘘です。彼女はちゃんと(っていうのも変ですけど笑)人を殺して、血を抜いています。ただし、そうするだけの理由がちゃんとある場合だけ、です。毎日従順に敷石をみがき、石を投げられてもナイフを刺されてもレイプされても抵抗しない彼女が、ある特定の理由がある場合だけに限っては、人を次々に襲って殺す。  なぜか。  ここがまた、もう涙なくしては見れないところです。見ててつらくて仕方なくなるところです。ネタバレになるのは嫌なので書きませんけど。  こんな感情で苦しくなるようなゾンビ映画は、他にないです。  *    ※この映画のどこが荒唐無稽かメモ代わりに書いておきますが、そんな知ったかぶった屁理屈なぞ読みたくないという人は以下は無視してください。  この映画では人はウィルスによってゾンビになるという設定になってますが、ウィルスは細菌と違って自分だけで増殖する力を持ちません。増殖する細胞に寄生することでDNAを拡散するのがウィルスです。死体はもちろん細胞分裂しませんから、死体にゾンビが噛みついたら生き返るという話は、少しでも生物学を知ってる人が見たら失笑モノです。  さらに、死んで生命活動を停止した死体は即座に腐敗を始めるはずですから、死んで時間のたったゾンビはものすごい悪臭を放っているはずです。美人だからという理由だけでゾンビを抱きしめるとか、レイプするとかいうことは、まあ普通の人間にできることではないはずです。死体解剖をする法医学者はゴム手袋を3枚重ねていても手に臭いが染みついてものを食べるのに苦労するという話を聞いたことがあります。ゾンビがもし実在したら、近くを通っただけで人は嘔吐が止まらなくなるはずで、「おはよう」なんていうのどかな言葉をかける気にはなりえないところです。  この映画に警察というものがまったく登場しないのも、この現実感のないモノクロ映像だからスルーできちゃうとはいえ、現実的に考えたらありえない話です。溺死した息子を女ゾンビの力でよみがえらせたり、この息子に飲ませる血を手に入れるために女ゾンビが次々と人を殺したり、そんなことがまかり通るわけねーだろ、と常識ある人なら誰でも思います。  そういう点を気にしない人だけが見られる映画です、これは。

  • bak********

    4.0

    SABU監督のアート系ゾンビ映画

    とてもシンプルなゾンビ映画でした。 シンプル過ぎて、前半は少々退屈に思った部分もありましたが、物語が動き始めた後半からは終始見入ってしまいました。 ゾンビ映画と言えば大体はホラーかアクション物が主流ですが、この映画はかなりアーティスティックな内容になっていて、ホラー色はほぼ無いに等しかったですね。 その辺で好みは分かれそうですが、ゾンビ目線で見る人間の愚かさや、ゾンビ女性の哀しみを描いたこう言う作風はあまり今までにない試みだったので、これはこれで新鮮に見れて面白かったです。 人間は襲わないゾンビ色の薄いゾンビと言う設定も、一風変わっていて興味を惹かれました。 そのおとなしい従順な美しすぎるゾンビに対する人間の態度が、またとんでもなく卑劣で、おぞましくて・・・いくらなんでも人間ってこんなに酷い生き物では・・・とも思いましたが、状況が変われば冨樫真が演じた奥さんみたいになる可能性も、否定は出来ないですもんね・・・。 でも、美しすぎるとは言え、ゾンビに対してアレをするのはさすがに無理だな(苦笑) そう人間に思わせてしまうぐらいの存在感を発揮した小松彩夏ゾンビの美貌、そして哀愁たっぷりなところはお見事の一言でしたが。 まあその辺の突っ込みどころは別にして、終盤の母性を軸にした小松彩夏ゾンビと冨樫真の緊張感溢れる対峙シーンは、冨樫真の迫真の演技もあってとても見応えを感じましたね。 どっちがゾンビ?なところとか、希望と絶望がせめぎ合うところとか、モノクロとカラーの使い分け等、見せ場たっぷりなクライマックスに仕上がっていたと思いましたよ。 ほぼモノクロ、台詞も必要最小限と、まあとてもシンプルで静かなる作品でしたが、そこに込められたメッセージは十分伝わってくるものがある、SABU監督渾身のオリジナル作品でしたね。

  • abu********

    3.0

    ネタバレ女性の悲しみをゾンビで表現

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ken********

    5.0

    下劣な欲望と人間の狂気

    何をやっても良心が痛まない相手だと、卑劣な行いができてしまう。 モノクロ映像の光加減が美しい。下劣な欲望、人間の狂気の起こる緊張感が素晴らしい。 閉鎖的な空間に異質なものが迷い込んで、空間が歪んでいく感じかいい。 小松彩夏さんの哀愁感漂う感じもよかったです。 奴隷制もこの映画のゾンビの扱いと変わらないよな。床磨きの音が悲しく響いてる。 素晴らしいなと思いました。

  • sca********

    5.0

    SABU監督真骨頂!

    今の日本映画では中々ない、個性とエッジがたったワン・アンド・オンリーな作品。 ストーリー、演技、映像、音、凄いです。 映画館でしびれたい人、「弾丸ランナー」「MONDAY」あたりのSABU監督がお好きな方、是非オススメです!!

  • tai********

    5.0

    子を想う母は強し

    Sabu監督の作品を初めて観ました。 すごい力量のある監督ですね。 この時代に、あえてモノクロ画面で勝負できる力のある画面と言い、床をこする無機質の音。 ラストシーンで、ローズマリーの赤ちゃんが、頭を過ぎりました。 差別だとか、迫害とか社会現象への告発なんて下賤な主張なんかでは決してない。 たとえ子供がどんな姿でも、母の愛はすべて子供に注がれる。 Sabu監督のひたむきな思いを、ひしひしと感じることができました。 本当に素晴らしい映画です。

  • fur********

    2.0

    ネタバレ描きたかったことは分かるけど、、

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sak********

    3.0

    ネタバレめずらしきかなゾンビ目線

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yap********

    2.0

    ゾンビへの魅力

    現代のモノクロ作品は昔のモノクロ作品よりも陰影をつけすぎてそれぞれのものの 個体がなんであるのかわからない・体のある部分を見せていてもそこがどこの部分かわからない。内容はそれぞれ個人のお公方もよくわかる演出だ。ゾンビーノをさらに安全なゾンビにした感じだ。気合を入れてみたがあまりだった

1 ページ/1 ページ中