あらすじ・解説
メキシコ国境付近の町で弁護士をしている通称カウンセラー(マイケル・ファスベンダー)は、恋人ローラ(ペネロペ・クルス)との結婚も決まり人生の絶頂期にあった。彼は実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と手を組み、裏社会のブローカー、ウェストリー(ブラッド・ピット)も交えて新ビジネスに着手する。その仕事は巨額の利益を生むはずが……。
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作品レビュー(519件)
- che********
4.0点
何故こんなに評価低いの?後味の悪さがクセになる、鑑賞後に考察したくなる映画です。 この映画を観てから、しばらくキャメロン・ディアスが怖かった。でも魅力的。
- yrh********
5.0点
動き出したら止まらない運命の冷徹さ。個人的にリドリースコット作品No1
この身も蓋もないハードボイルドな冷徹さ。巨匠リドリー・スコット作品の中でも1、2を争う好きな作品で、何回となく見返している。 原題はThe Counselor 、主人公の弁護士は良い暮らしをしていて美しい恋人もいて順調満帆に見えるが、物語の最初から危うさが見える。身の丈よりちょっと背伸びした贅沢。彼女に見栄をはって驚くようなダイヤを買う。人並み以上に稼いでいるとはいえ、この暮らしを維持するにはお金がいるだろう。そして危ないビジネスに手を伸ばす。 周囲の人たちは散々警告する。「お前わかってる?本当にやばいよ」と。相手は泣く子も黙る南米の麻薬カルテルだ。でも弁護士として今までも賢く世渡りしてきた彼は自分の判断力に自信を持っていて、周りの警告をロクに聞いていない。そして案の定、最悪の事態に向かう。運命が動き出したらもう止まらない。「この不始末は俺のせいじゃない」と弁明してももう遅い。相手のロジックは極めてシンプルだ。「お前が請け負った案件でブツが消えたのだからお前のせいだ」、以上。 そして、散々警告されていた悪夢がきっちり現実になっていく。カルテル側の全容はわからない。誰も知らないのかもしれない。でもそんなこと関係ないのだ。相手は別に感情的になっているわけですらない。ただ冷徹なルールに従って淡々と報復が実行されていく。 悪女役のキャメロン・ディアスが物凄いリアリストで、「(冷たいも何も)現実に温度なんてないのよ」という台詞が良い。彼女はハンターだ。常に事実だけを見ている。一方で弁護士とその恋人は愛や情を信じていて、見たくないものは見ないふりをしている。どっちが悪人かといえば当然キャメロンが悪いんだけど、でもこの「臭いものに蓋」の姿勢がこの不運なカップルの悲劇の種だったんだと思う。 また、カルテル側の淡々とした「お仕事ですから」感も怖い。ラテンのリズムに合わせて鼻歌まじりにえげつない仕事をこなしていくメヒコたちの怖おもしろさ。彼らにとってはただの日常なのだ。 残酷なシーンそのものはあまりなくて、ほぼ台詞とイメージだけで怖がらせる。弁護士はどこで間違ったのか。絶望的なんだけど妙に気持ちよくて何回も見てしまう。 名優達の共演もゴージャスで楽しい。胡散臭いブラピとハビエル・バルデムも良い。そういえばハビエルはペネロペ・クルスと夫婦共演だが、一緒に映るシーンはなかったような。 ラストのキャメロンの「何か食べましょ、お腹すいちゃった」という台詞がダメおしのように冷徹で(とかいうとまた「温度なんかない」と彼女に笑われそう)素晴らしかった。
- lov********
3.0点
俳優が出てるけど、まぁまぁ位な感じだった。
- kur********
4.0点
ネタバレ見て良かった
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ocy********
2.0点
良いと思う人は絶賛、乗れない人はけなす、星3つにはならない意見の分かれる作品。 とてつもなく残酷な話をセリフと少しのグロ・ビジュアルで匂わせているので、ぐちゃぐちゃのグロ映画より却って応える。 普通の映画なら悪人はラスボスでさえ善人の主人公にやられる位の間抜けな小悪党だけど、本作品の悪の世界は、我々の想像を遥かに超える胸糞悪さ。 主人公はヒーロー級のイケメンで頭が良いはずなのに、人間として愚か。キャメロン・ディアスは美しく魅力的なのに、人間的感情が欠落したおぞましい悪の権化。すべてが皮肉で、あまりの鬱展開にもう二度と見たくないと思った。気分が少しでも落ちてる人は見ない方がいい。
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