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悪の法則 (2013)

THE COUNSELOR

監督
リドリー・スコット
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  • みたログ 2,156

2.90 / 評価:1420件

脚本は『ノーカントリー』の原作者

  • 一人旅 さん
  • 2018年9月3日 0時25分
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

リドリー・スコット監督作。

メキシコ麻薬カルテルとの関わりによって破滅へと突き進んでゆく弁護士の命運を描いたサスペンス。

アカデミー作品賞を受賞したコーエン兄弟の『ノーカントリー』の原作者として知られるアメリカの作家:コーマック・マッカーシーが書いた脚本を巨匠:リドリー・スコットが映像化したサスペンスで、主演のマイケル・ファスベンダーを筆頭にペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、ブラッド・ピットら人気&実力派の俳優達が豪華競演を果たしています。

メキシコからアメリカへの麻薬密輸ビジネスに手を出した弁護士の転落を描いた破滅型サスペンスで、メキシコ麻薬カルテル牛耳る裏社会の怒りを買ってしまった主人公の周辺人物達が次々と葬り去られていくその顛末が凄惨な殺害描写と共に描き出されています。

冗長なシーンが目につく(作風が地味である)上に所々で説明不足なのが気になる点ですが、“一度足を踏み入れたら二度と抜け出せない”―という裏社会の無慈悲な絶対的ルールを身をもって体感することになる主人公の差し迫った恐怖と絶望がスリリングに描写されていて、論理や良識が一切通用しない動物的な裏社会に渦巻く欲望と暴力の鋭さに観客は身震いすることになります。

裏社会の実態が徹底的な不条理性をもって表現されているのが特徴ですが、この映画の恐い所は劇中描かれる麻薬カルテルのやり方が必ずしも現実離れしているとは限らない点にあります。見せしめの為に死体を意図的に損壊して道端に晒す(あるいは橋桁に吊るす)といった行為は決して珍しいものではなく、カルテル間抗争の熾烈な地域に足を踏み入れれば私たちの一般的感覚では絶対に理解できない未知の世界が拡がっています。旅慣れたバックパッカーの間でも「中南米の危険度は別格」と認知される理由はそこにあります(バックパッカーは比較的安全な観光地以外の場所にも足を運びがちなので余計にリスクがあります)。

蛇足)
油断していたら終盤に度を越えた残酷描写が…(グロ耐性の低い方は要注意)。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 恐怖
  • 絶望的
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