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愛情は深い海の如く (2011)

THE DEEP BLUE SEA

監督
テレンス・デイヴィス
  • みたいムービー 5
  • みたログ 76

2.93 / 評価:43件

格調高きメロドラマ?

  • 荒城十三 さん
  • 2014年3月2日 1時26分
  • 閲覧数 2636
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

いや、恋に終止符を打つことになるたった一晩の物語を、過去を織り交ぜて含蓄あるセリフで綴って行く物語。

最近の映画とは違って、「ベニスに死す」のような耽美なクラシカルな流れに乗って、静かにじっくりと物語を理解していく必要があります。私は中盤からのトムヒのキレキレの様相に面食らい、その辺りからぐっと引き込まれました。終盤の二人の語らいには身動き取れず、涙腺が緩みました。

個人的に、トムヒは軍人上がりには見えなかったけど、優しいのに豹変するタイプとしてはど真ん中の演技でした。いつも優しそうなトムヒに冷たくされるって、かなり怖くてキツイと実感。

レイチェル・ワイズ演ずるへスターは、男目線でいうところの「重い女」だったわけですが、彼女側の説明が多いので、はじめは彼女に同情していました。しかし後半から、トムヒ演ずるキレやすいフレディーに心理的DVの匂いを感じながらも、友人ジャッキーの存在や、最後の夜の会話からだんだん彼の男らしさに気付かされます。
彼が去った後のソネットの上に置かれた手袋、グッときました。

愛って、相手の汚れたものすべてを引き受けて、相手の尊厳を保つことだとアパートの管理人にへスターは諭されますが、まさにその通りだと思いました。自殺という「あてつけ」は、フレディの尊厳を果てしなく傷つけることになるとは、自分の欲望に溺れるへスターには考えられなかったのだろうな。

私の夫は、判事よりフレディータイプ。もっと夫を尊重しなきゃと反省しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 知的
  • 切ない
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