ここから本文です

ハンガー・ゲーム2 (2013)

THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE

監督
フランシス・ローレンス
  • みたいムービー 135
  • みたログ 1,729

3.07 / 評価:1089件

解説

スーザン・コリンズのヒット小説を原作にした、サバイバルスリラーのシリーズ第2弾。少年少女たちが殺し合う「ハンガー・ゲーム」で勝ち残ったカットニスとピータが、新たなゲームに挑む姿を活写する。前作に引き続き、ジェニファー・ローレンスやジョシュ・ハッチャーソンが出演し、新たに名優フィリップ・シーモア・ホフマンが彼らを追い詰める悪役で共演。歴代ウィナーたちの参加で激しさを増す、ゲームの行方とアクションから目が離せない。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

12の地区より12歳から18歳までの男女一組を選出し、最後の1人になるまで戦わせる独裁国家パネムが実施する「ハンガー・ゲーム」。男女ペアで勝者となったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)は、凱旋(がいせん)ツアーで各地区を回る中で、自分たちを反国家の象徴として捉える民衆の思い、静かに広がっている革命への動きを感じる。同様に国民の変化を悟ったスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、カットニス抹殺をひそかな目的にした歴代勝者結集の新ゲームを開催させる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

TM&(C)2013 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
TM&(C)2013 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.

「ハンガー・ゲーム2」アメリカ版「バトル・ロワイアル」が、2作目で傑作に変身

 アメリカ版「バトル・ロワイアル」とも言われた1作目はてんでなっていなかったというのに、2作目でいきなり傑作に変身するなんてことがあるんだろうか? 驚いたことに、答えはイエスである。

 前作は設定の割に近未来ディストピアものとしての深みも、サバイバル・アクションとしてのスリルや衝撃も、群像劇としてのキャラクターの個性、面白みにも欠け盛り上がらなかった。しかし今回はそのすべてがある。なんといっても脚本が、「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ビューフォイと、「リトル・ミス・サンシャイン」「トイストーリー3」のマイケル・アーントという最強布陣。ストーリーはこの世界の構図をくっきりと示して説得力にあふれ、あっと驚かせる衝撃のクライマックスは続く最終章(2本の映画になるらしい)への期待を大いにあおってくれる。

 監督も交代し、フランシス・ローレンスは緊張感を途切れさせない演出手腕を鮮やかに発揮。脇キャラの充実ぶりも完璧だ。狂気の独裁者を演じるドナルド・サザーランドだけでなく、サポート役のウッディ・ハレルソン、新たに登場するゲームメーカー役のフィリップ・シーモア・ホフマンら、うまい役者たちの演技合戦は贅沢の極み。殺戮ゲームそのものを描く映画ではなくなっているがアクションにも工夫があるし、さすがに歴代勝者のオールスター戦とあってサム・クラフリン、ジェナ・マローンら、魅力的なキャラクターがここにも揃っている。

 しかし、本作を大成功へと導いた立役者は、もちろんジェニファー・ローレンスだ。美形ではなく、ちょっとおばちゃんっぽい風貌ではあるが、いやだからこそ、非常に人間くさい。単なる超人的な女戦士ではなく、うちひしがれ、怒り、揺れ惑い、それでも必死で運命に立ち向かう少女のエモーションが、アクション以上に圧倒的なスリルを感じさせるのだ。ジェニファー・ローレンスは、信頼できる!(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2013年12月26日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ