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バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち (2013)

20 FEET FROM STARDOM

監督
モーガン・ネヴィル
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3.77 / 評価:96件

運とか宿命とかを超越する何か

  • yab***** さん
  • 2018年8月15日 11時46分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 バックコーラス歌手からソロ歌手としてグラミー賞を受賞した、リサ・フイッシャーはこう語る。
 ”バックコーラスはその歌手の望みに合わせ歌います。自分が目指すものを考えて歌うのがソロ。その違いね”。
 両刀使いができたリサならではの言葉なのだが、実際はソロで成功するのはほんの一握り。抜群のハーモニーを有しながら、その才能を自分へのステップアップにはなかなか生かせないバックコーラスの”歌姫”たち。

 スティングは、そのへんのニュアンスをこう分析する。
 ”この業界は公平な勝負で決まるわけじゃないんだ。不公平だとか才能の問題とは違う状況というか・・・。運とか宿命なんだ。それを手にできる人が一流かな”。

 一流になりたい。しかし、才能の行く手に、運とか宿命が立ちはだかる。その壁があまりにも高い。
 彼女たちのインタビューを聞いていると、その壁にぶち当たってははね返される心の叫びが聞えてくる。
 でも彼女たちは、ジョー・ロリーが言うように、他の人とうまく絡みあった時に生まれるハーモニーに快感を覚える。そこにおいては一流だろうと三流だろうと関係ない。一体感によって、時を忘れる。そして、自分の宿命を忘れる・・・。無我の境地に彼女たちは小躍りする。

 その境地が見事に描かれている。運とか宿命とかは世の中にはつきもの。しかし、それを超越する何かがこの世にはある。
 その何かに向かって彼女たちは声を張り上げ、シャウトする。その表情は、何ものにも変え難く、しかも美しい。

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