美しすぎる主役
- mem***** さん
- 2018年7月5日 13時24分
- 閲覧数 2712
- 役立ち度 0
- 総合評価
ディーン・フジオカが主役だと、どうしても市橋に同情してしまう。
ただし市橋の感傷と弱さしか表せていないのは致命傷。
外国人女性を騙して殺し、遺体を隠して何年も逃亡するという自己中心的で身勝手な凶悪逃亡犯としての姿こそ描かれるべきだった。
そういう意味ではこの映画は大失敗。
主役を他の人にするか、もしくは監督の方を変えるべきだった。
初監督作品としてはよく頑張ったと思うけれど、題材が題材なだけに荷が重すぎた。
「人の命を奪い逃亡した、その行為は、決し許されない。
そして誰しもが陥る可能性のある、人としてのその弱さに、
我々も無関心であってはならない」
ラストに出てくるこの文章は誰が書いたものなのか。
人の命を奪うことに、誰しもが陥る可能性など断じて無い。
取り方によっては市橋擁護の言い訳にしか聞こえない。
当の市橋はディーン・フジオカが演じてくれて喜んでいるかもしれない。
詳細評価
イメージワード
- 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?