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ラブクラフト・ガール (2013)

監督
平林克理
  • みたいムービー 18
  • みたログ 83

3.08 / 評価:61件

アダルトグッズ愛好者+デザイナーの感想

  • 田中 さん
  • 2020年12月12日 16時03分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

性知識が乏しい主人公がアダルトグッズメーカーに入社してしまうという内容の今作。同じようなアダルトコンテンツに関する名作「モザイクジャパン」のようなものを期待して試聴し始めました。
amazonプライムでも同じようなレビューを書いたんですが、どうしても許せなかったので改めてこちらにも投稿。
以下、ネタバレをガッツリ含みます。

まず褒められるとこから。
アダルトグッズを愛する人なら思わず笑える描写がいくつかあります。
「国内メーカーの乾電池式バイブはこういうトラブルもありえるよなぁ。海外に多い充電式長押しバイブならこうならなかったのになぁ(笑)」とか。
あと、主人公の面倒を見てくれる中村倫也さんがカッコいいです。

しかし、この作品は見ていてかなりストレスが溜まります。
展開的にうまくいかないから…とかじゃなくて主人公の性格がかなりキツいです。

・どうしてもデザイナーとして就職したい、と目線時に頼み込んで入社してきたのにそもそも自社製品について一切調べず見当違いなデザイン案を平気で出してくる。
・自分が仕事で失敗して出荷が1日遅れたのに、上司に向かって「1日で済んでよかった~!」と発言する。
・そのあと叱られたら仕事にも戻らずトイレに籠って号泣。
・こういったことにたいして基本ずっと被害者ヅラ。

など…、みんなよくこんなヤツに優しくできるな~。性知識が乏しいとか天然とか関係なくそもそも性格悪いなって感じました。
途中からモチロン、こういったことで傷つけてしまった人たちへ謝るための改心の展開があるのですが、それでも主人公の鈍感さが健在のため本当に見ていてイライラします。
改心後も、取引先の前で上司に向かって「この方、いつも11時に電話かけてくるあのオバサンですよ!」という趣旨の発言をして一切謝罪してませんし。ありえなくないですか?

自分は普段フリーランスでイラストやデザインの仕事をしており、最近はアダルト関連にも携わっているのですが、本当に主人公の無知さというものが信じられません。
実はデザイン職はセンスや技術以上に、対象への知識が一番に求められる職業なんです。
実際のデザイナーはデザインを仕上げるために、対象について調べて理解するというインプットの作業が全体の工程の半分近くを占めます。
クライアントの求めるものを掴むために実際の作業に入るまでに延々と関連資料を集めて、読み込むんです。
私も最初、アダルトグッズは買うだけで女性器の仕組みなど全く理解していなかったので、仕事をいただくうえでかなり調べましたし、今でも仕事が来るたびに資料を参考に作業をしています。

にも関わらず、このような状態で平気な顔して働いてる主人公を「無知で天然な主人公」として描くのはデザイナー職への侮辱です。
過剰反応かと思われる方もいるかもしれませんが、本当にここまで無神経な描写がされていることが信じられないんです。
こんなので働けるヤツ、普通いませんよ。学生レベルですらない。

デザイナーという職業を馬鹿にしていると感じたのでこのような評価にさせていただきました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • コミカル
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