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おじいちゃんの里帰り (2011)

ALMANYA - WILLKOMMEN IN DEUTSCHLAND

監督
ヤセミン・サムデレリ
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4.11 / 評価:132件

語り継がれてきた歴史の途上に自分がいる

  • yab***** さん
  • 2019年4月4日 19時50分
  • 閲覧数 165
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 ドイツで移民の出身国のトップがトルコ。全体の16%を占める。そして、ドイツの移民の特徴が、ドイツ語をあまり話せないこと。失業者も多い。移民問題が顕在化しているドイツという国の事情。
 そんな背景の中、トルコ系のドイツ人一家の祖国に対する様々な思い。
 そして生きるということ、そして死ぬということ。
 トルコからドイツに移民としてやってきた”おじいちゃん”の息子は、自分の息子にこう語る。
 
 普通の温度の中だと水は液体だ。すごく寒くなると氷になる
 そして沸騰させると水蒸気になって空へ上っていくんだ
 つまり水はどんな形でも、どんな状況でも、常に存在する

 トルコの死生観が展開する。そして極めつけのひとこと。

 我々とは、先代の出来事の集約で、目の前で起こった出来事や被った事の集約である
 我々とは、我々に影響を与えた人や存在が我々が影響を与えた物
 我々とは、我々が消えた後の出来事で我々なくして起こりえない事すべて

 巡り巡って自分がいて、語り継がれてきた歴史の途上に自分がいて、道は未来へと繋がっていく。
 ご先祖様、親兄弟、そして子供たちを大切に。
 ”おじいちゃん”の祖国へのノスタルジーがテーマではない。
 ”おじいちゃん”が過去から受け継いできたものを、未来へ投企するために何ができるか。それがテーマだ。

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