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東京に来たばかり (2012)

初至東京

監督
ジャン・チンミン
  • みたいムービー 2
  • みたログ 14

2.94 / 評価:16件

「民子」さんがお元気でした。☆☆☆☆☆

  • 百兵映 さん
  • 2015年11月26日 21時50分
  • 閲覧数 560
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 東京に来たばかりの中国青年には悪いけど、私の目は「お婆ちゃん」にばかり行ってしまう。なにしろこの方は高度経済成長期の日本の田舎であるいは下町で随分と苦労された「民子」さんなのだ。

 倍賞千恵子さん演じる民子さんは若かった。「民子三部作」のひとつ、『家族』のレビュー欄に「新・“民子三部作”が制作されないものか。『故郷』を出ないで、『家族』を守り、『…呼び声』を発し続けている人々が居るではないか。」と書いた。本作は『東京に来たばかり』の青年を迎える老婦人の役だ。故郷を出る若者を迎えるというのだからまるであの「三部作」とは逆の立場になっている。これが新・“民子三部作”のひとつか。

 故郷を出た若者を受け容れる側になった“新・民子”夫人が、まぁお元気なこと。そしてやさしいこと。そうか、民子はこのように生きていたのだ、と嬉しくもなる。そして、厳しくもある。そうだろう、あれから何十年になるか、結構苦労したのだ。

 俳優の倍賞千恵子さんは私の数年年長だが、スクリーンの民子さんは同時代の同窓生。この映画は数十年ぶりに同期生と会ったような気分になった。囲碁も知らず中国との交流もない私だが、この映画に☆5つ。いや、この映画にではない、民子さんに、だ。

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