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ザ・コール [緊急通報指令室] (2013)

THE CALL

監督
ブラッド・アンダーソン
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3.52 / 評価:724件

解説

緊急通報指令室のオペレーターが、何者かに誘拐され車のトランクに監禁された少女からの通報を受け、通話だけを頼りに少女の救出に奔走するサスペンススリラー。『マシニスト』などのブラッド・アンダーソン監督が普段は陰で活躍する緊急通報指令室のオペレーターに焦点を絞って、電話1本で展開する決死の救出劇をスリリングに描く。主演は『チョコレート』でオスカーに輝いたハル・ベリー、彼女に助けを求める少女を『リトル・ミス・サンシャイン』などのアビゲイル・ブレスリンが熱演。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

911緊急通報指令室のオペレーター、ジョーダン(ハル・ベリー)は、ある女性からの不法侵入者の通報が最悪な結果に終わり、自信をなくしていた。そんな折、少女ばかりをターゲットにする連続殺人鬼に拉致され、車のトランクに監禁された少女(アビゲイル・ブレスリン)からのSOSを受ける。携帯電話の通話だけを頼りに、ジョーダンはこれまでの知識と経験、能力の限りを尽くして少女の救出にあたるが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「ザ・コール 緊急通報指令室」白昼のレスキュー・サスペンスに仕組まれた恐怖の陥穽

 ショッピングモールで何者かに拉致された少女が、疾走中の車のトランクから911(日本の110番のようなもの)にSOSコールをかける。それを受信した女性オペレーターの救出活動を描くサスペンス映画である。

 ハル・ベリー扮する主人公は「助けて、何とかして!」と泣き叫ぶ少女を落ち着かせ、勇気づけていく。そうして車の居場所や犯人の特定につながる情報を収集し、警察に手がかりを提供する。これまで映画でほとんどスポットが当てられなかった911オペレーターの仕事ぶりをリアルに描出。主人公と少女の切迫した会話をスピーディなカットバックで見せ、白いペンキなどの小道具を用いて巧みにスリルを盛り上げるブラッド・アンダーソン監督の職人技が光っている。文句なしの面白さだ。

 さらに白昼のアメリカ西海岸で繰り広げられるこの映画は、夕暮れ迫る中盤すぎに王道のレスキュー・サスペンスから異形のノワールへと変貌を遂げていく。その伏線となるのは、主人公が別の少女の救出に失敗してしまうプロローグだ。正体不明の不法侵入者を、不気味な“影”のように表現したアンダーソン演出がここでも冴えている。このときの致命的なミスによって心に傷を負った主人公は、その痛手を克服するために新たな少女拉致事件に深入りしていくのだ。

 そして、ついにはトラウマの“影”がおぞましい“闇”へと膨張するクライマックスの何と異様なこと! さんざん手に汗握らせ、観る者を倒錯的な恐怖の陥穽に誘い込む作り手たちの罠。驚愕の結末にも唖然としてほしい。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2013年11月28日 更新

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