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バトル・ハザード

バトル・ハザード

BATTLE OF THE DAMNED

88

くそげーまにあ

4.0

ネタバレ何でもアリ感が野獣捜査線みたい

 「エクスペンダブルズ」シリーズで暴れ者だけど物理学の天才で少々精神が病んでる「ガンナー」を好演し、一気に人気が再燃した「ドルフ・ラングレン」 彼を主役に据えてのゾンビ映画というだけで見たくなる人は意外といるのでは?  近未来の東南アジア某国。社会を牛耳る大企業のバイオ研究所からウイルスが流出。ウィルスに感染した者はまるでゾンビのように人間に襲い掛かり、肉を食らう。首都は軍事封鎖され、厳戒態勢に突入。  そんな街の中で戦い続けている部隊があった。「マックス・ガトリング(ラングレン)少佐」が率いる傭兵部隊。情け無用で確実に任務を遂行する彼は大企業の幹部の依頼を受け、娘の捜索と救出を行っていた。  しかし、予想以上に損耗し、補給地点に到着した時点で無事な部下はすでに一名。部下を退却させ、ガトリングは単身で任務を続行する。  このあたり、任務には忠実で冷酷だが情け深い一面もあるという多面性を示していて面白い。  ゾンビたちから逃げる最中に飛び込んだ家で目的の娘「ジュード」を見つけたガトリングは彼女に案内され、生き残った人々の隠れ家へとやってくる。  そこには老人をリーダーにその愛人の女性、自称「戦士」のアジア系混血の斧を持った青年と中国系女性、そしてジュードの恋人でガトリングに嫉妬するウィルス研究者(ヘタレ)計6人。老人は歓迎会を開きつつも疑いを隠さない。何度か脱出作戦を行ったが失敗し、諦めていること、脱出しても軍が攻撃してくれるだろうから、篭っているのが得策とガトリングも残るように説得。ガトリングも了承し、翌日の物資確保から手伝うと約束するのですが…。  はい、非情な主人公なのでジュードだけをつれて早速逃げようとして捕まり、「勝手なことをした制裁」と老人と(自称)戦士によって電柱に手錠で縛られます。やっぱり、この老人も恐怖政治です。ガトリングは明日になれば街の焦土作戦が始まるから皆で逃げようと提案しますが信じてくれるはずもなく…。電柱に縛られたままでゾンビと戦うガトリングに元部下の成れの果てまで襲ってきて…。  一方、隠れ家では中国系女性からヘタレにジュードの妊娠がばらされてしまって、ヘタレは子供の為に脱出しようとガトリングを探して、電柱に縛られているのを発見。助けます。しかも、帰り道には暴走した殺人ロボットたち(これまでしれっと出てた)の一団に遭遇。なんでも「暴走して人間を殺しまくったが、今は自己修復で正気に戻っている」とか。体温等でゾンビを見分けて、排除しているらしいのでガトリングは部下になるように説得。こうして、6体の命知らずの部下ができました。    意外な展開です。なんと、殺人ロボットが出てきて、絶望的な状況でさらに三つ巴か?かと思いきや、味方に!!  このロボットたち、まるくてずんぐりとした昨今の人間大兵器ロボ(横山宏 風)タイプが5体に四足歩行が一体。銃や格闘武器のついた腕で虐殺します。5体もデザインが結構違っていて、かなりしっかりしたCGで十分な存在感があり、驚かされます。なんでもこれ「装甲兵機メタルハンター(Robotropolis)」という「ロボットと共存してたはずの都市でロボットによる虐殺が…」という別作品の流用らしいですが…これ、内容的にすなおに前作かも? 人手が足りないからロボを味方にって…チャック・ノリスの名作「野獣捜査線」ですけど。  ガトリングが隠れ家に帰ってくるとバリケードが破られゾンビが進入。愛人が怪我を負い、老人はあっさり射殺。5人はガトリングとロボットに守られ、中間地点のジャンクヤードまで移動し、戦力の補充をします。  ここまでの損耗はロボット一体。その穴を埋めるために、なぜかロボットたちに武装追加とそのへんのガラクタでハリネズミにします。  再出発と思っていたところに街の焦土作戦が始まり、さらに自動帰還プログラムに従い、ゾンビに破壊されたロボがゾンビを大量に引きつれ壁を破って入ってきます。ガトリングの非情さがついに裏目に出ました。(そうか?)  老人は自分だけ施設に篭城。ガトリングたちはエンジンのない車に乗り込み、ロボットに押させて脱出。置き去りにされた老人は踊り食いされます。  以降、空爆を避け、ロボットを盾にしながら地下道を逃げる中、戦士と中国系のカップルが仲間を守るために戦って死にます。  ついに脱出。最後に残った三人とリーダーロボ。  しかし、ガトリングは機密保持のためにヘタレの殺害も依頼されていたのです。少し考えて、初めて依頼を裏切ったガトリングはロボと供に旅(?)に出るのでした。  シナリオはご都合主義でテキトーなんですが、キャラ立ちはそれなり。ラングレンとロボがいい味出しすぎてて、妙な化学反応起こしています。  冷静に判断すれば3点でも評価しすぎなんですが、このなんともいえない化学反応を過剰に評価してここは4点で!

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