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ラッシュ/プライドと友情 (2013)

RUSH

監督
ロン・ハワード
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4.07 / 評価:1721件

解説

F1レーサー、ニキ・ラウダとジェームス・ハントが壮絶なタイトル争いを繰り広げたドラマを映画化。事故で大けがを負いながらもシーズン中に復帰したラウダと、性格もドライビングスタイルも正反対なハントの死闘とライバル関係を、臨場感あふれるレースシーンと共に描く。監督は、『ビューティフル・マインド』などの名匠ロン・ハワード。陽気なハントをクリス・ヘムズワース、冷静沈着なラウダをダニエル・ブリュールが演じる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

性格もレーススタイルも相反するF1レーサー、ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)とジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)が激しい首位争いを繰り広げていた1976年。ランキング1位だったラウダはドイツ大会で大事故に遭遇し、深いけがを負う。復活は無理だと思われたがわずか6週間でレースに復帰し、日本の富士スピードウェイでのシリーズ最後のレースに臨む。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2013 RUSH FILMS LIMITED/EGOLITOSSELL FILM AND ACTION IMAGE. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2013 RUSH FILMS LIMITED/EGOLITOSSELL FILM AND ACTION IMAGE. ALL RIGHTS RESERVED.

「ラッシュ プライドと友情」瞬間に永遠が込められている、人生が凝縮された映画

 F1レーサーの映画である。そのスピード感、高揚感が現実のレース以上に観客の心をつかむようにしなければ、それを映画にする意味はない。手に汗握る、息をもつかせぬ目眩く展開は、まるで映画そのものがF1レースになったかのようだ――そんな感想を誰もが持つような映画に。

 この映画がそれに応えているかどうかは、各所から聞こえてくる絶賛の嵐がすべてを語っているだろう。だがそれ以上にこの映画のゆったりとした時間の流れが心をとらえる。早いのに遅いのだ。ひとつひとつのシーンの一瞬一瞬が、スローモーションでとらえられたかのように、心に残る。動体視力が増す映画と言ったらいいのだろうか。瞬間に、永遠が込められている。

 逆なのかもしれない。瞬間瞬間という近さではなく永遠という遠さの力、ひとつのレースではなく、ニキ・ラウダ、ジェームス・ハントという名前を持つ人間たちが示す人生の永遠が、この映画のひとコマと一瞬を作り上げる。彼らのキャリアがピークを迎えた1976年、そこから40年弱が過ぎた今だからこそその一瞬を作ることができたのだ。その間に流れた時間の重さ。そしてその重さが軽さを獲得する時間の経過。それらが混ざり合って、この映画の一瞬を作る。同じく76年、カー・アクション映画で映画監督としてのキャリアをスタートさせた本作の監督ロン・ハワードは、そのデビュー作の時点からこの映画を作り始めたのだ。そんなことを言ってみたくなる、人生が凝縮された映画である。(樋口泰人)

映画.com(外部リンク)

2014年2月6日 更新

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