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ロボコップ
2014年3月14日公開

ロボコップ

ROBOCOP

1172014年3月14日公開

一人旅

4.0

ダークに生まれ変わった新生ロボコップ

ジョゼ・パヂーリャ監督作。 近未来のデトロイトを舞台に、瀕死の状態からサイボーグに改造された警官の闘いを描いたSFアクション。 オランダの鬼才:ポール・ヴァーホーヴェンが1987年に創始した「ロボコップ」シリーズ、その第1作を新鋭:ジョゼ・パヂーリャがリメイクした近未来SFアクション。主演はスウェーデン出身のジョエル・キナマンで、名優:ゲイリー・オールドマン、マイケル・キートン、アビー・コーニッシュ、サミュエル・L・ジャクソンが脇を固めています。 舞台は近未来の犯罪都市デトロイト。犯罪組織の罠にかかり瀕死の重傷を負ったものの巨大企業オムニ社によってサイボーグ警官:ロボコップに改造された警官:アレックスを主人公にして、内臓された高度なテクノロジーを駆使して街に潜む重犯罪者を次々逮捕していく中、愛する家族の命と全米の将来の安全を左右する陰謀に立ち向かってゆく主人公の勇姿を活写しています。 正義感溢れる警官がサイボーグとなって悪を成敗する―という基本プロットはオリジナル版を踏襲していますが、登場人物&設定には大きな違いが見られる上に全体的にダークな作風に生まれ変わった、リブートに近いリメイクとなっています。それでも、オリジナルの重要なテーマである―“自身のアイデンティティーを巡る葛藤”はしっかり描き込まれていますし、今回は主人公と愛する妻子の揺れる関係性に焦点をあてた作劇もリメイク版独自の見所となっています。 ロボコップの造形はよりスマートに、オリジナル版を越える現代風の恰好よさを実現していますし、CG技術の飛躍的発展で戦闘シーンもよりリアルな映像に進化しています。 ヴァーホーヴェンの87年オリジナル版に愛着のある方はリメイク版の変貌ぶりに驚かされるかもしれませんが、オリジナル版の単なる焼き直しに陥らず、大胆に改変してみせた本作品に個人的には拍手を送りたいと思います。

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