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ロボコップ (2014)

ROBOCOP

監督
ジョゼ・パヂーリャ
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3.12 / 評価:1051件

解説

1987年製作のポール・ヴァーホーヴェン監督作『ロボコップ』をリメイクした近未来SFアクション。爆破によりひん死の重傷を負った警官が最新技術によりロボコップとして生まれ変わる姿を描く。メガホンを取るのは『バス174』などのジョゼ・パヂーリャ。主演には、『デンジャラス・ラン』などにも出演したスウェーデン人俳優のジョエル・キナマンを抜てき。ゲイリー・オールドマンやマイケル・キートン、サミュエル・L・ジャクソンら実力派俳優が脇を固める。ブラックを基調とする新生ロボコップのデザインやさまざまなガジェットなど、クールな武器にも注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

2028年、アメリカのデトロイト。巨大企業オムニコープ社がロボットテクノロジーを牛耳っていた。警官のアレックス(ジョエル・キナマン)は愛する家族と幸せな日々を過ごしていたが、ある日、車の爆破に巻き込まれる。かろうじて命を取り留めたアレックスは、オムニコープ社の最先端のテクノロジーによってロボコップとして生まれ変わり……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2013 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. and Columbia Pictures Industries
(C)2013 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. and Columbia Pictures Industries

「ロボコップ」バットマンを意識した新生ロボコップ。ボディもユーモアもブラックに

 サミュエル・L・ジャクソンのアンバランスのまま厚顔となった顔の破壊力はこれまでの出演作以上に「ロボコップ」を揺るがせる。映画すら吹き飛ばしそうな勢いのジャクソンだ。MGMロゴマークのライオンの吠えも彼にあっては形無し、オンエアー前の声帯微調整のそれでしかない。ライオンをこういった風に使ったイントロは史上初めてかも。1948年生まれのジャクソン、相変わらずの暴走がイカレ、失礼、イカシている。TVキャスターのパット・ノヴァックとして、ジャクソンは瞬時に犯罪者を認識するロボットによる監視導入で平穏となったアラブのゲリラ区域を紹介、そのシステムを礼讃する。兵士の犠牲の代わりにロボットを、というわけだ。

 国内にこのシステムをなんとか導入し、売り上げに結びつけたいのが、オムニコープ社長レイモンド・セラーズ(マイケル・キートン)である。ただ、感情を持たないロボットに警官役を任せることにまだまだ議会、世間は懐疑的だ。抜け道はどこか? 感情を持たせれば問題ないだろう、そこで、<車の不審な爆発事故>で重篤の火傷を負った一人の警官アレックス・マーフィー(ジョエル・キナマン)に、デネット・ノートン博士(ゲイリー・オールドマン)は、ある処置を施す。頭部、肺、心臓、右手のみを残しての究極のハイブリッド警官=ロボコップ、ワルどもが嘲っていう別名Tin Man(ブリキ男)の誕生である。

 マイケル・キートン×ゲイリー・オールドマンとくれば、2人とも映画「バットマン」シリーズで新旧問わなければ、手を組む間柄であり、このキャスティングはもちろん狙ったものだろう。キートンが「最高のヒーローは?」と問いかけ、1拍置くが、この1拍のために、思わず、「バットマン!」とこころのなかで、あるいは口に出してつぶやく観客も多かろう。

 対立すべき巨大悪は外部ではなく、自分を広告塔として作り出した組織、いわば内部に存在する。ロボコップは自らと向き合い、家族を通して感情を復元し、組織に立ち向かうが、重くはならない。なにしろ、ときどきジャクソンが顔を出し、黒いユーモアで映画を制圧するのだ。ジャクソン以外、誰もがお上品なところが、ポール・バーホーベン版とは異なる新生「ロボコップ」の大きな特徴だろう。(滝本誠)

映画.com(外部リンク)

2014年3月6日 更新

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