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エレニの帰郷 (2008)

TRILOGIA II: I SKONI TOU HRONOU/THE DUST OF TIME

監督
テオ・アンゲロプロス
  • みたいムービー 41
  • みたログ 107

3.51 / 評価:71件

Ebben Ne andro lont♪

  • bakeneko さん
  • 2014年2月3日 7時57分
  • 閲覧数 746
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

3部作となるはずだった“エレニ・シリーズ”の2作目で、テオ・アンゲロプロスの遺作となった映画ですが、当初の予定とは異なり本作でお話が纏め上げられています。

暈した時代&地域性に依って寓話&抽象的な抒情詩を感じさせた前作と打って変わって、実際の歴史事件を取り込んだ20世紀の叙事詩となっている作品で、苦難の20世紀の時間の流れを登場人物達が振り返る-原題“THE DUST OF TIME(時の埃)”-が降り積もって“過去を抱えた人間の哀しみとノスタルジー”を浮かび上がらせています。

予算&時間の関係で、限定された事象と地域のエピソードがぶつ切りで示されている、アンゲロプロス作品としては“荒い仕事”となっている映画でありますが、この世の果ての様な寒々しいシベリアの工場風景と天が燃えているような煙突の炎等、独特の映像や長回しショット&哀切な音楽との再会に往年の彼の作品のファンは感慨に浸れる映画であります。

美しいテーマ曲以外に多くのクラッシック音楽が使われていて、特にカタラーニの 『ワリー』“さようなら、ふるさとの家よ”は物語のテーマと共鳴しています。
長くアンゲロプロス映画で“旅をする主人公”を見つめながら“終章では一体どこに辿り着くのだろう?”と思っていた観客に示された終章で、多くのアンゲロプロス作品へのセルフオマージュや記号も多々出てきますので、深読み解釈しつつ“映像の彷徨い人”の白鳥の歌に聴き入りましょう。




ねたばれ?
1、あのベルリンの映画館の入り口の往年のスター達勢ぞろいの絵って長いこと観ていても飽きなさそう!
2、でも、2000年ってまだ20世紀だと思うんだけれど…

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