あらすじ・解説
結婚後も画家を夢見て、キャンバスに向かう日々を送る高村忍(水川あさみ)。ある日、スーパーでニセ札使用の容疑を掛けられたことから、見た目はうり二つだが全然違う別人格の“バイロケーション”(通称バイロケ)と呼ばれるもう一人の自分が存在することを知る。さらに、バイロケはオリジナルよりも攻撃的で……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(121件)
- sta********
4.0点
設定がまず興味をひかれるし物語もなかなかで緻密に作られてて面白い。 (偽物の記憶が上書きされるならなぜこの人を覚えてるんだ?とか)矛盾している部分もあったがそこがあまり気にならないぐらい全体的にはよくできてる映画。
- cyborg_she_loves
5.0点
「サバイバルファミリー」のレビューでも書きましたけど、そもそもこの種のSFもの・空想ものに、完璧な論理的一貫性とか、現実性とかを期待しちゃ、いけないと思います。完璧に現実にありうるストーリーじゃないと腹が立つ、という方は、こういうジャンルの映画は最初っからご覧にならないことです。 私もご多分に漏れず、見ながら「こうすりゃ簡単に解決するのになんでそうしないんだよ」とか、「そんなこと起こるわけねーだろ」とか、色々とツッコミながら見てました。でも、そういうツッコミどころが、物語の核心部分を壊さないようなものならば、私は気にしないことにしています、忘れることにしています。 この映画は、そういうところを忘れることができる映画でした。 最後の、桐村の方の忍の思いつめた顔をじーっと映すロングショット。これを見ながら、もしこれが私だったらぜったいに、間違いなく私は自殺するだろうな、と思いながら見てました。だからこの結末は、ものすごく残酷だけど、でもこれしかありえない結末だなと納得して見てました。 ものすごく、耐えがたいほど残酷な、でも共感できる物語です。 この物語に、ここまで私が共感でき、自己同一化できたのは、この映画の作りが優れていた証拠だと思います。 それから、1回見ただけではちゃんとこちらの胸に落ち着いてくれない「ややこしさ」があるのは事実なので、2回以上見ることをお勧めします。 この映画に低い評価をつける皆さんの大半は、この物語の複雑さのある部分に、ついていけてないんじゃないかと思います。謎解きの要素が大いにある物語なので、1回目は「は? 何それ?」と首をひねりながら見るのが楽しいですが、2回目以降は、細かい筋立てや、赤い部屋と緑の部屋の違い、飯塚の意図、なんかを完全に把握した上で、細かい部分の仕掛けを注意深くたどりなおしてみれば、最初は「なんか変だぞ」と思ったところが、じつはちゃんとよく考えて練られていることがわかると思います。
- dus********
3.0点
抑圧された感情が作り出したもう一人の自分「バイロケーション」と本体との戦い。 バイロケは自身がバイロケだと思っていない。 バイロケは別の人間から見た時、鏡に映らない。バイロケには映って見える。 バイロケは本体の記憶を共有する。 バイロケは本体の受けた傷を負う。 見ていて人間なのかバイロケなのかわからないという事を利用したトリックがある。テンポも良く、雰囲気も良い。原作未読だが、大賞取った作品という事でストーリーも謎解き含め良く出来ていた。 それだけに、辻褄が合わないところが目立ったり、演出上の致命的なミス(若しくはアンフェアな演出)があったのが残念。
- shi********
2.0点
水川あさみさん主演ということで、表、裏両方観に行きました。 タイトルの通り、「なぜわざわざ2回も…?」って感じです。 もっと違った描き方かと思っていたので正直かなりがっかりしたことを思い出します笑 ただ、ストーリー自体は面白いのでレンタル等でぜひ。1回では全て理解するのが難しかったので、特典目当てでDVDも購入したほどです。 初ホラーでしたがオリジナルとバイロケを見分けるのが大変で恐怖というより混乱が勝って普通に見れました。
- goo********
4.0点
ネタバレ旦那役
このレビューにはネタバレが含まれています。
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