短縮部分の整合性に難あり
- aki***** さん
- 2014年11月25日 0時46分
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旧作・2199共に愛着をもって見ております。
今回の総集編は古代進視点でのヤマトの航海を描いたもの…というコンセプトでしたが、実際にはドンパチを中心として纏められており、群像劇どころか、古代と森雪の関係の描写も希薄で、キャラクターへの感情移入は難しいでしょう。
また、他のエピソードでも前後が繋がっていない部分が多く、「何の説明もなく友軍に沈められるEX178」「いつの間にか置いてきぼりを食らう藪」「前置きのないディッツ提督との会談」「不仲にしか見えないドメル夫婦」など、初見には非常に厳しい構成です。
その割に、ばっさりカット可能なビーメラ4でのクーデターに延々と時間を割いていたり、BGMは鳴り続けているのに時間軸の異なるカット同士を繋いでいたりと、脚本・コンテの煮詰めが甘い印象を受けます。
正直なところ「コスモファルコンの着艦方法が明確になった」事、エンドロールのイラストにて、本編でカットされた「島と山崎さんの和解」が描かれたという以外に目新しい部分はありません。
新作「星巡る方舟」の為の「あらすじ」の要素が大きいとはいえ、シリーズ視聴者には物足りなく、未見の人には説明不足という、満足度の低いフィルムとなってしまっていると思います。
最後に、この「追憶の航海」、12月5日にはCSではありますがテレビ放映が決定しております。
BDの店頭販売が11月21日、僅か2週間ほどでの放映は、BDを買った人にはお気の毒としか申しようがありません。
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