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ドニエプル攻防決戦1941 (2009)

監督
デニス・スコヴォゾウ
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3.95 / 評価:22件

独ソ戦争の一幕ながら壮絶な攻防戦とドラマ

  • hoshi595 さん
  • 2018年4月28日 3時54分
  • 閲覧数 635
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

独ソ戦争は詳しくないが、双方の死者の数が最も多いとされる戦いならば、歴史に残る攻防戦であったに違いない。

それは、”ドニエプル川の戦い”として語り継がれている。

戦争映画は、どう描いても悲惨で切なさが残ってしまうのだが、本作品はしっかりと伝えながら、人間ドラマも折り込み、戦争の空しさを訴えている。

内容は見てそれぞれで感じてもらいたいので省略するが、戦争映画では結果が思わしくない女性の登場について触れざるを得ない。

通常は、戦争という残酷な物語の中で、恋愛や、つかの間の出会いなどを見所にしようとすると、どうしても無理な設定になり戦争の厳しさが伝わりにくくなるのだが、本作品は、女性の目を通して過酷な現状を見せているばかりでなく、女性ながら男性に引けを取らないどころか、それを上回るほどの力強さを見せてくれる。

類似した映画では「ドクトル・ジバゴ」が思い出されるのだが、力強い女性はロシアの伝統なのかもしれない。

印象的だったのは、捕虜となったドイツ軍将校との会話で、圧倒的戦力のドイツ軍相手では勝ち目はないと降伏を勧告すると、主人公のロシア軍司令官は、奥に進行すればするほど死者の墓が増えるだけと言い切り、ドイツ軍が欧州を征服した力を誇示しても動じなかったシーンだ。

正に、あのナポレオンも敗退したロシアの広大な領地と、撤退しながらも焦土化して食料を補充させないといった戦略は何度もロシアの危機を救っている。

本作品でも、自分たちは滅ぼせても、ロシアは決して滅びる事はないという自信が大きな支えになっている。

それやこれやで、戦争映画の佳作であり十分に堪能出来る作品に仕上がっている。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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