5.0点
ネタバレ韓国映画は子役も凄い!!
…あらすじは、解説のとおり。 冒頭、弁護士イェスン(パク・シネ)が、父の幼女暴行殺人事件の冤罪を晴らすために立ち上がるところから始まり、ストーリーはその事件を辿っていく。 知的障害者のヨング(リュ・スンリョン)は、6歳の娘イェスン(カル・ソウォン)と二人で幸せに暮らしていた。 ヨングは娘の入学のためにセーラームーンの黄色いランドセルを買ってあげようとしていが、ランドセルは既に売り切れてしまっていた。 そんなある日、そのランドセルを背負った女の子と出会い、その女の子が売っている店を知っていると言うので、その女の子の後をついていったら、女の子は道路で滑って転倒して頭を強打してしまう。 ヨングは、レスキューで習った救助法を懸命になって実践したのだったが、女の子は息を取り戻すことはなく、『誘拐強姦殺人犯』だと誤解されて逮捕されてしまう。 知的障害者のヨングは、その時の状況を上手く説明できず、また、警察の強引な捜査により、一審で死刑判決となる。 そして、ヨングは7番房に入れられ、7番房の囚人たちとすったもんだしながらも友情が芽生え、また、火事から刑務所の課長の命を救って、みんなが彼の容疑は冤罪事件だと思うようになる。 二審に向けて、ヨングは証言する内容をみんなに教えてもらいながら練習する。 さて、いよいよ二審の裁判が始まり、模擬裁判どおり上手に進むかと思ったら、何をとち狂ったのか、ヨングは、『私がやりました。』と偽りの自白をしてしまったのだ。 滑って転んで亡くなったのは警察署長の娘で、裁判の始まる前にその警察署長から、『もし罪を認めなければ、お前の娘も同じようにしてやる!』と、殴られて脅されていたのだった。 二審でも死刑が確定したヨングだったが、これ以降、現実的には絶対にあり得ない出来事……娘が7番房で同居してみたり……気球に乗って脱獄を企ててみたり……でも、ヨングが娘を思うひたむきさ、イェスンが父を思う純真無垢な健気さの前にあってはどうだっていいことなのだ。 死刑執行の日が確定され、それは丁度娘の誕生日だった。 イェスンへの誕生日プレゼントは、セーラームーンの黄色いランドセルだ。 死刑執行の当日、鉄格子に遮られてのヨングとイェスンの別れのシーンは、切なさ全開で嗚咽が洩れそうになってしまった。 で、父の死刑は執行されてしまったが 冒頭の場面に戻って、大人になったイェスンが弁護士となり、父の無実を厳然と証明し、無罪を勝ち取るというストーリー。 最近観た『ソウォン/願い』のイ・レといい、本作のカル・ソウォンといい、韓国映画は子役も凄い!!