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アンディフィーテッド 栄光の勝利 (2011)

UNDEFEATED

監督
ダン・リンジー
T・J・マーティン
  • みたいムービー 9
  • みたログ 52

4.00 / 評価:36件

作られた映画を見ているような錯覚に陥る…

  • fg9***** さん
  • 2017年3月10日 13時08分
  • 閲覧数 761
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …第84回アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品だ。
 …あらすじは、解説のとおり。
 テネシー州の高校のアメフトチーム『マナサス・タイガース』は、シーズン中に1勝も出来ないような弱小チームだった。
 そんなチームに、ビル・コートニーという4人の子持ちの男性が監督として就任し、アメフトばかりでなく学業も疎かにさせず、選手たちに人間性とチームワークの大切さを熱意と愛情を持って接し、チームの建て直しを始めて6年目を迎えていた。
 先ずは、太っちょのコートニー監督の、俳優かと紛うほどの口周りの達者さと声の素敵さに魅せられる。
 『マナサス』には、中心となる選手が3名いる。
 O.C.ブラウンは、巨漢だが動きも素早いのでチームのリーダー的存在で、大学からもスカウトの誘いがあるが、学力が足りずに大学進学は難しい状況にある。
 チェイヴィスは、少年院から出所してチームに復帰したものの、ちょっとしたことでも直ぐにキレるトラブル・メーカーだ。
 マネー・ブラウンは、成績優秀でチームのまとめ役でもあったが、貧しい家庭環境で大学進学は困難な状況にあり、しかも、初戦だったかに膝を悪くして腐り切り、アメフトも何もかも投げやりになってしまったが、監督の愛情溢れる指導の下に懸命にリハビリを続けていた。
 新シーズンの初戦は敗れてしまったが、それ以降は破竹の〇連勝を続ける『マナサス』だった。
 シーズン中間だったか、監督がこれまでの戦歴の功労者としてチェイヴィスを表彰する。
 すると、この怒りん坊のチェイヴィスは、これまでの自分の愚行を謝罪し、なお、この表彰はマネーに与えられるのに相応しいと、訥々と語るところでは胸が熱くなった。
 また、懸命なリハビリを続けて最終戦に臨んだマネーに朗報が舞い込む。
 マネーの話を聞いた金持ちの篤志家が、マネーの大学4年間の学費・生活費の一切合財を全て面倒を見るという申し出だった。
 この時に、崩れ折れて大粒の涙を流すマネーの心情を思うと、こちとらも胸が熱くなり貰い泣きしそうになってしまった。
 さて、話を元に戻すと、『マナサス』は創立120年という歴史があるものの、これまで一度も優勝を手にすることは叶わなかったが、いよいよ優勝決勝戦に突入だ。
 試合は、前半こそ後手後手に廻っていたが、後半戦に強い『マナサス』はみるみるうちに得点差を縮め、1点を争う白熱の勝負展開となる。
 試合終了のホイッスルが鳴るまで、あと〇秒。
 『マナサス』に決定的なチャンスが訪れる。
 ロングパスが弧を描いて飛ぶ……味方の選手が走り込む。
 原題は『UNDEFEATED(無敗)』だ。
 邦題も『アンディフィーテッド 栄光の勝利』だ。
 後は観てのお楽しみだが、試合終了後、監督は選手の一人一人を抱きしめて言葉を交わす。
 特に、O.C.ブラウンに対して、『君がいてこそ、このチームをここまで成長することができた。君には本当に感謝している。』と声を掛ける。
 声を掛けられたO.C.ブラウンは、正しく滂沱たる涙を流すので、またもや貰い泣きしそうになってしまう。
 その後、コートニーは『マナサス』の監督を辞める。
 あまりにも家庭を犠牲にしていたので、家族と過ごす時間を増やすことにしたのだ。
 そして、息子達の所属する中学校のアメフト・チームのコーチになる。
 あっ、そうそう、マナサスの選手は全員が黒人で、コートニーは白人。
 また、勉強の遅れているO.C.ブラウンを下宿させて、勉強の面倒を見た家庭が白人だったのも興味深かった。
 ドキュメンタリーものはあまり得手ではなかったが、作られた映画を見ているような錯覚に陥るストーリー展開で、十分に見応えのある作品だった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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