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LEGO(R)ムービー (2014)

THE LEGO MOVIE

監督
フィル・ロード
クリストファー・ミラー
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4.00 / 評価:493件

解説

世界中で親しまれているデンマーク発のブロック玩具、LEGO(R)をフィーチャーしたアドベンチャー。フィギュアの男性が、救世主に勘違いされたばかりに思いも寄らぬ大冒険に身を投じていく。メガホンを取るのは『くもりときどきミートボール』のフィル・ロード、クリストファー・ミラー。ウィル・フェレル、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマンら、そうそうたる顔ぶれがボイスキャストを務めている。彼らの妙演に加え、バットマンやスーパーマンも飛び出す奇想天外な物語からも目が離せない。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

エメットは、真面目を絵に描いたような性格で見た目は至って普通という、どこを取っても平均的なLEGO(R)のミニフィギュア。にもかかわらず、どういうわけか人知を超えた能力を誇り、世界を救う鍵となる人物だと周囲から勘違いされてしまう。困惑する中、謎めいたグループのメンバーに迎え入れられた上に、バットマンやスーパーマンも入り乱れる巨悪退治の冒険に出ることに。救世主やヒーローの自覚もなければ世界を救う覚悟もない彼は、行く先々で大騒動を巻き起こしていく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. (C)2014 The LEGO Group.
(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. (C)2014 The LEGO Group.

「LEGO(R) ムービー」完璧なアニメを超えたところにある、自由で大きな世界

 誰もが一度は遊んだことがあるおもちゃ、レゴ。自由に組み立てることが出来るプラスチックのブロックと、黄色い顔の付属の人形からなる世界が映画になった。主人公はレゴで出来たブロック・シティに住む建設作業員のエメット。彼はマニュアルなしでは、何もすることが出来ない。古くからある建物を壊して画一的な建築に作り替える仕事内容だけでなく、シャワーの浴び方、朝食の食べ方に至るまで、エメットの1日はマニュアル・ブックに支配されている。彼の街では誰もが同じバラエティ番組で笑い、同じヒット曲を聞いて、同じコーヒー・チェーン店で何も疑問を抱かず高い値段でコーヒーを買っている。それらの全てを供給しているのは、「おしごと大王」という支配者が主宰する大企業だ。

 設定で分かる通り「LEGO ムービー」は、現実の社会を反映したかなり大人向けの内容になっている。CGアニメ特有のなめらかさを排して、レゴが積み上がったり崩れたりする様子をストップ・モーション・アニメ風に見せるという遊び心や、レゴのキャラたちから思考の自由を奪い、ひとつの場所にフィックスして動かせなくしてしまう機械「スパボン」と、その機械を唯一止めることが出来る謎のパーツを巡るエメットと仲間たちの戦いにぐっと来るのは子供たちよりもむしろ、彼らを劇場に連れてくる親の世代かもしれない。1980年代モデルの宇宙飛行士等、出てくるレゴのキャラもややノスタルジックだ。しかし「LEGO ムービー」は子供向きと見せかけて大人を泣かせるアメリカ版「オトナ帝国」(※)ではない。大人の感覚だけでおもちゃを使い、本来のターゲットである子供を忘れるようなことはしないのだ。ストーリーは意外な展開を見せて、レゴを主人公にした完璧なアニメという枠さえも超えていく。その先に大人も子供も泣けるこの映画の真の物語と、レゴというおもちゃが持っている、ちょっとやばいくらいに自由で混沌とした大きな世界が待っている。(山崎まどか)

(※)「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」

映画.com(外部リンク)

2014年3月20日 更新

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