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インシディアス 第2章 (2013)

INSIDIOUS: CHAPTER 2

監督
ジェームズ・ワン
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3.61 / 評価:407件

解説

『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督と、脚本家のリー・ワネルのコンビによりアメリカなどで大ヒットを記録した『インシディアス』の続編。前作のラストで霊が去ったのもつかの間、主人公に悪霊が取りついたことにより、次第に明らかになる彼の衝撃の過去を描写する。前作同様パトリック・ウィルソンとローズ・バーンが夫婦役で出演。再び一家を襲う恐怖はもとより、封印された衝撃の記憶に震撼(しんかん)する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

3人の子どもたちを狙っていた悪霊も去り、ジョシュ(パトリック・ウィルソン)とレネ(ローズ・バーン)夫妻にようやく平穏な日々が訪れたように見えた。だが、息子を救うために幽体離脱したジョシュは、自分と共にこちら側の世界にやって来た何かに取りつかれていた。実は彼には幼い頃から、幽体離脱してあちら側の世界とつながる特別な能力が宿っており……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「インシディアス 第2章」シュールなパラレル構造を深化させた怪奇迷宮ワールド

 ヒットしたホラー映画の続編が作られるのは世の常だ。恐ろしい厄災に見舞われた主人公が生き残ろうとそうでなかろうと、パート2ではいったんストーリーがリセットされ、前作を未見でもお手軽に楽しめる。このジャンルのシリーズものの大半がそうだ。

 ところが「インシディアス 第2章」は例外的なケースだ。前作のラストの直後から始まり、ほっと息をつく間もなくランバート家の人々に新たな怪異が忍び寄る。死者や悪魔が棲む“あの世”から帰還した主人公ジョシュは、「シャイニング」のジャック・ニコルソンさながらに狂気を露わにして妻子を襲撃。一方、彼の母親ロレインは、今は亡き霊媒師エリーズの助手たちの協力を得て災いの原因の究明に挑む。このふたつのストーリーラインが同時進行し、なおかつ暗黒の異次元世界と現実を行き来しながら展開していく。前作を観ていないと何が何だかわからないめまぐるしさだ。

 そんな筋立てのややこしさと乱闘シーンなどのアクションの慌ただしさが心霊映画の興趣を殺いでいる感は否めず、同じジェームズ・ワンが監督した第1作や「死霊館」ほど濃密な恐怖には浸れない。しかしあの世とこの世のシュールなパラレル構造を深化させ、時間という概念を絡めた作り手のチャレンジ精神には驚かされる。要するに、異次元の扉を過去への入り口に見立てたタイムトラベル・ミステリーになっているのだ。

 そもそも筆者には、前作に関してひとつ疑問があった。ジョシュに取り憑いた白塗り顔の老婆の悪霊を、なぜか女優ではなくフィリップ・フリードマンという男優が演じていたのだ。本作にはそのミステリーの答えも用意されている。前作を作った時点で、すでに第2章を構想していたとしか思えない奇怪な真実が!(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2014年1月9日 更新

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