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映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~ (2014)

監督
八鍬新之介
  • みたいムービー 103
  • みたログ 536

4.19 / 評価:451件

ドラえもん映画デビューにうってつけ

  • ざぶとん さん
  • 2018年9月30日 2時22分
  • 閲覧数 723
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

春休みのファミリー映画として根付き、今もなお幅広い支持を得ている劇場版ドラえもんシリーズ。2005年の声優交代以降の劇場版作品では、現在ヤフー映画の総合レビューでは鉄人兵団に続く高評価を得ている本作。エンタメの王道をひた走った本作は、ストーリー、映像、演出、音楽…、あらゆる面でクオリティが高く仕上がっていました。

まず目につくのは、丁寧な作りで描かれた映像。繊細に描かれた作画と、みずみずしく描かれた背景には一切の抵抗、拒否反応がなく、鑑賞者をすっと映画の世界に引き込みます。美しく活き活きとしたジャングルの緑、ユーモアたっぷりに画面を駆け回るキャラクター達…、そこからは作り手の、「楽しんでほしい」という思いが強く出ており、尚且つ非常に上手く作品に現れていると思います。小さな子供にとって、映画に「ストーリー」はあまり重要ではないと感じます。自分が小さい頃に見た映画で印象に残っているのは、ストーリーではなく一つ一つのシーンです。ヒロインが悪者に捕まるシーン、仲間が助けにくるシーン、バトルシーン、泣くシーン…、そういう一つ一つのシーンを、ビジュアル的に記憶しています。そういう一つ一つのシーンに心が揺さぶられるわけです。となりのトトロや千と千尋の神隠しなども、ストーリーでいうとあまり印象に残りにくいと思います。宮崎駿監督は「僕が小さい頃見て好きになったのはストーリーで好きになったんじゃない。このシーン、この映像をみて これは凄いなあ って。」という言葉を残しているように。しかし監督はそれを大人にもやってしまうことが凄い!おっと、話がそれましたね(汗)

ストーリーも良い。子供達だけで冒険をするという展開自体子供心をくすぐるのは勿論ですが、もはやそれは劇場版ドラえもんシリーズでは使い古された感じ。本作で大事なのは、その過程で冒険の過程で起こるヒューマンドラマでしょう。各々の意見が対立し、ギスギスし始める…、何気ないことで喧嘩になるなどの展開は、子供達にもどこか共感する部分があると思います。それぞれの心境を吐露する場面では、キャラクターの人間味に深みが出て、心に響きます。のび太はこういうキャラ、スネ夫はこういうキャラ、ジャイアンは…、そういう枠にはまった「設定」的なものではなく、もっと深くにある人間味…。本作のドラえもんら五人からはそういったものが感じられたことは凄く良かったと思います。

音楽も良かった。Kis-My-Ft2の歌う主題歌は、作品の世界観に驚くほどマッチしていました。「みんなで一緒に冒険しようよ!きっと楽しいことが待ってるよ!」そうのび太に誘われているようにも感じてしまいます。子供の溢れんばかりの好奇心が見事に表現されています。ジャニーズグループが主題歌に起用されるのはありそうであまりないように感じますね。ドラえもんでは特に新鮮味を感じました。

にしても…、ジャイアンは劇場版になるとめちゃくちゃカッコ良く、良いやつになりますよね(笑)

友情、恋、笑い、感動、迫力にユーモア…、エンタメの王道を貫いた本作は、劇場版ドラえもんを見たことのないお子さんをデビューさせるにはもってこいの作品かと思います。変にシリアスさもなく感動ゴリ押しでもなく、説教臭さもない…、ただただ子供が夢中になれる作品だと感じます。

星5つ、オススメです。

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