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ダラス・バイヤーズクラブ
2014年2月22日公開

ダラス・バイヤーズクラブ

DALLAS BUYERS CLUB

R15+1172014年2月22日公開

uso********

2.0

メソッド演技の行きつく果て

マシュー・マコノヒーは自然体で、まるで本当に存在するかのように演技している俳優さん。どの映画を見ても、自分を変えずに役を寄せてくる印象でした。 この映画では、大減量したらしく、げっそりとやつれていく病変振りを表現していて、役柄に説得力が生まれてはいます。 なので、いつもの彼のアプローチと違う映画だなと思いますが、それはそれ。 肝心の映画は、実話をベースに作ってあるためか単調で、見終わったあと、感動も、関心も生まれません。「へえ」とは思いますが、主人公がHIVに感染した経緯も、特に同情できる身の上でもなく、むしろ自業自得という言葉がぴったり当てはまる人物で、逆になぜこの無軌道な男に、ダラス・バイヤーズ・クラブを維持できるだけのエネルギーが生じたのか不思議にすら感じます。 やつれながらも、エネルギッシュな振る舞いを見せることができれば、減量の甲斐もあるのでしょうが、何の効果も生んでいないように感じます。 映画そのものは、米国社会が抱える、薬事法の矛盾点を暴いた問題作で、アカデミー賞のノミネートも受けたようですが、面白くない、平凡なお話で、退屈でした。

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