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大人ドロップ (2013)

監督
飯塚健
  • みたいムービー 76
  • みたログ 415

3.69 / 評価:285件

懐かしい味

  • X height さん
  • 2015年4月4日 14時12分
  • 閲覧数 1162
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

作品から漂ってくる空気感が、物凄く良かったです!
今流行の青春映画と違って、これは個人的にかなり好みのテイストでしたね。
青春の甘酸っぱさ、ほろ苦さがジワーッと広がるこの感じ、切なさ懐かしさたっぷりで、終始見入ってしまいました。

明確な好きとは違う、妙に曖昧な好きと言う感情の描き方が、何とも秀逸でしたね。
青春時代の好きと言う感情は、確かにこんな感じだったよなと、思わず共感でした。
不器用にもがきながら、でも行動を起こしつつ、大人への道を辿る・・・派手さは無いけど、これがリアル青春ですよねぇ。

メインとなる4人のキャラクターの描き方も、これまた絶妙でした。
池松壮亮が演じた主人公の由はいわゆる普通の高校生、前野朋哉が演じた親友の始はクラスのパシリ的な面白キャラ、橋本愛が演じたヒロインの杏は陰のある美少女、小林涼子が演じた春は活発な元気娘、この4人のアンサンブルがとにかく絶妙で、しかも実際こんな子いたよな~キャラだったのが、妙に親しみを感じられて良かったです。

この4人のうち、明確に好きと意思表示をしていたのは始だけ、あとは皆ちょっと曖昧な、と言うか本当の気持ちに気付いてなかったり、隠していたり・・・。
明確に意思表示を出来ないのも青春、青臭い行動や感情を示す辺りも青春、やっぱり壁ドンよりも私はこう言う映画の方が青春を感じられて、魅力的に思えますね。

由と杏の回想シーンや、由と杏のその後の描き方も、なかなか味があって良かったです。
恋愛映画のように、ベタなところにはいかない、あくまで青臭い青春時代を振り返る、そんなテイストが、とても心地良かったです。
どちらかと言えば、リアル青春世代よりも、あの頃を懐かしく思える大人が見た方が共感できる青春映画かも。

まあ正直、池松壮亮&橋本愛の旬な俳優目当てのみで鑑賞した映画でしたが、思わぬ拾い物の一品でしたね。
やや杏の引越し理由が重すぎたのがちょっと難点ですが、概ね好みの内容でした。
しかし「HINOKIO」の眼鏡少女なイメージが強い小林涼子は、もうこんな大人になっていたんですねぇ~!

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