qwert
3.0点
ネタバレ後半はダレる
戦勝国側が戦争映画を作ると、勝ったことを誇らしく思うあまり、余計な場面をカットできなくて、だらけた映画になってしまうのをよく見かけます。 この映画だと、ホワイトタイガーの砲塔に砲弾を命中させたあとのほとんど。 ・ホワイトタイガーは、(戦争を始めて)最初は勝ち進むが、結局追いつめられる ・戦車長はホワイトタイガーの出現に常に備えて、焼き払わないといけないとうわごとのように言う ・最後にヒトラーが出てきて、戦争は原点とかいう この映画のテーマは、戦争はなくならない、戦争を始めるやつが出現するから常に備えて潰さないとね(狂ってるように見えるかもしれないが)、って感じではないでしょうか。 ホワイトタイガーの成り行きで暗示したけど、わかんないかもしれないから一応ヒトラーに最後に言わせてダメ押ししてやったみたいなものを感じます。 アメリカはだらけた戦争映画を量産しすぎて反省したのか、最近はそういうものはほぼなくなりましたが、そこまで数作ってないロシア人監督は、こっちはウザいほど見せられておなか一杯な、降伏文書の調印式とか敗残兵が歩いて帰郷する場面をカットできないんだなあと思いました。
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