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ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火
2014年1月18日公開

ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火

BELYY TIGR/WHITE TIGER

1042014年1月18日公開

taro48.

3.0

摩訶不思議なオカルト戦車登場の戦争映画…

公式サイトにはミリタリーファン羨望、動く?タイガー完全再現とあり、戦争映画なかでも戦車好きな当方は予告編を見る限りかなり期待度も膨らんでいたのだが、本編のタイガー?を見る限りでは??であった。  件のタイガー?、正面撮影時の砲塔部分はキューポラハッチを除きかなりのリアルさに嬉しくさえなったのだが (T-55系列の改造と思われるが…)「戦略大作戦」同様横から見ると寸足らずにてバランスが悪く砲塔の大きさに比べ横幅もないため頭がでかく違和感あり… これでは「ヨーロッパの解放」や「プライベートライアン」に登場した過去のタイガー?に軍配が上がる。  等々ケチはつけたもののマークのみ変えた米戦車のキングタイガーよりは出来る限り現物に近づけたいという制作サイドの心意気には拍手。 最近DVD販売側はCG処理により映画では影も見えないタイガーやパンサーを平気でジャケットに載せるので何度スカを掴まされたことか… その点に措いても、今作は良心的というか久々の戦争大作といえる。  ただし肝心のストーリーにはまたも?? 歴戦の勇者が搭乗する精鋭のタイガー?戦記として描いてくれれば興奮?もしたであろうが…  ロシア側はT-34/85をメインにやられ役のT-34/76を始め、SUー100、更にはSUー155までが実車登場する。 ロシア戦車ファンや 戦車プラモ好きにはこれだけでも大満足であろう。 因みに映画内容はさておき戦車レヴューのようになったのは、この映画を観る人は戦争映画か戦車好き?の方々が殆どと思われるからである。 上記ロシア戦車軍団とホワイトタイガーの戦闘シーンはかなりの迫力で、弾薬に誘爆し吹き飛んだ砲塔、破壊された戦車から転がり出た黒こげの戦車兵や火だるまになる歩兵など実際の戦車戦の恐ろしさがよく表わされている。 それにしても戦闘シーンには胸躍っても、勇猛なタイガー?がオカルト戦車とくれば話は別… 何故に真面目に作ってくれなかったのであろうか?マンネリ化した戦争映画に一石を投じようとしたのであれば逆である、ドイツ戦車ファンであればこのような内容になることを望む者は一人もおるまい。  歴戦の戦車マニアが望むのは リアルな戦闘シーンと「プライベートライアン」レベルの改造タイガーなのだ。 いい意味で期待を裏切ってくれた、正に摩訶不思議な戦車映画といえる。 P・S 戦場で歩兵が口にする黒パンや缶づめの粗末な食事に比べ ロシアやドイツの高級将校が食べるワイン付きの豪華な食事シーンの対比は興味深い。

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