2014年2月15日公開

家族の灯り

O GEBO E A SOMBRA/GEBO ET L'OMBRE/GEBO AND THE SHADOW

912014年2月15日公開
家族の灯り
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

帳簿係として勤務するジェボ(マイケル・ロンズデール)は、妻ドロテイア(クラウディア・カルディナーレ)と息子の嫁ソフィア(レオノール・シルヴェイラ)と暮らしている。8年前、息子のジョアン(リカルド・トレパ)は突然行方がわからなくなってしまった。決して裕福ではないながらも、三人は肩を寄せ合いながら一様にジョアンの帰りを心待ちにしていたが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(16件)

悲しい19.2%不思議19.2%切ない19.2%絶望的15.4%知的15.4%

  • rec********

    4.0

    ファーストシーンにまずは息を吞む

    レナード・ベルタ撮影。 ここまで美しいファーストシーンもそうザラにはありません。 レンブラントの絵画と見まがうばかりの光と影の迷宮に一気に引き込まれた感じです。 舞台と時代は最後まで具体的には分からず(多分)。 でもそんな事は大きな問題じゃあありません。 この世界にクラウディア・カルディナ―レとジャンヌ・モローが並んで座るだけでも息を吞む。 更にオヅポジションとも呼ぶべき切り返し構図の安定度はスリリングさえあります。 残酷なくらいのシンプルさがまた素晴らしい。 美しい映画とはすべからくシンプルなものですがここまで妥協のないシンプルさも簡単にめぐり逢えるもんでもありませぬ。 それはオリヴェイラが全てが「映画」になってしまうというシンプルな事実に他なりません

  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    すっかり老いたクラウディア・カルディナーレとジャンヌ・モローのツーショットが拝める、監督104歳の時の作品。 ほぼ全編が、侘しい家の食卓で、名手レナート・ベルタの撮影による茶系の渋い色調と、原作が戯曲であることを暗示する長台詞、長回しの映像によって語られる。 8年間も帰ってこない夫を待つ妻と、その義父と義母(カルディナーレ)。 義父と嫁は真実を知っているが、義母には嘘をつきそれを隠していた。 やっと帰ってきた夫は、父親や質素に暮らす人々の人生をけなし、再び悪の世界に舞い戻っていく。 まるでドストエフスキーの小説のような世界。 すでに棺桶に片足をかけていた老監督から、普段は意識しない映画の神髄を学んだ気がした。 この原作を選んだことも含めて、『ブロンド少女~』(09)や『アンジェリカの微笑み』(10)とはまた違った、監督の人間に対する大きな愛情が画面から滲み出ているのである。

  • kps********

    3.0

    短編の小説を読んでいるような

    最近、こういう人生は地獄・牢獄系の絶望型映画見る機会が多い。。。 なんでだろう・・・ 貧乏・変わり映えのしない長く長く続く退屈で平凡な人生を、何か牢獄を感じさせる家の作りで見せているのが印象的で、港町特有の悪天候と絡めて人生とは絶望・暗闇を否応なく感じさせる映画でした。 室内の暗い雰囲気と映画の文法を破ったかのような正面スタイルの撮影手法が、画面を見る事をどうでもよいよーな気持ちにもさせて、イマジネーションを掻き立ててくれて想像する部分で面白かったのか、そんなに退屈は感じませんでした。 個人的には息子は革命家とかの設定で、善良で勇敢だが死に急ぐタイプの人間とかにしたらイメージが更に膨らんで、この映画で触れているような魂の問題ももっと大きなイメージで捉えられるのになあ、と思ったりしました。 ラストお父さんが息子庇って警察に捕まるんだけど、そんな愛情を息子に持ってるように見えなかったので、ちょっと唐突過ぎてなんだかラストで点数下がってしまいました。 お母さんくらい愛してる設定にしとけばいいのにね。 想像とイメージで映画を捉えていたので、最後の映画チックな展開はなんだかバランスを失った感じもしました。 監督が伝えようとしていることの半分も表現できていない気がします。 失敗作じゃないですか? どうでしょうか? 本を読んでいるような気持ちになる映画見るの初めてだったので、新鮮ではありました。 監督この4月にお亡くなりになったとの事。 ご冥福をお祈りします。 お疲れ様でした。

  • e_s********

    3.0

    巨匠の作品を理解するのは、難しい

    「大切なのは、真実を知らせない事」 一貫して、主人公が言う台詞… 愛する妻を守るため、一切の事実を知らせず、一身に罪を被る。 何故? 私なら、真実を知り、認める事が大切。 と、思うのに… 溺愛しすぎたバカ息子の犯した罪… そのバカ息子を、盲目的な愛で包もうとする母親… まともなのは、バカ息子の妻だけ。 苦労してきたのだ。 守ってやらねば。 それが守っている事になるのだろうか? 「灯り」が印象的 ランプ、ガス灯… ジャンヌ・モローの存在感。 それなり見所はあるが、玄人受けするタイプの作品で、私にはちょっと、わからない。 「何も起こらない人生、それが一番、幸せ」という台詞、好き。

  • いやよセブン

    3.0

    監督が105歳

    老夫婦と息子の嫁の三人で暮らしているが、近所の友人もやってきたりするうち、姿を消していた息子がひょっこりと帰ってくる。 長生きしている監督の思いが台詞に反映されている。 そして長生きしても・・・という感じかな。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
家族の灯り

原題
O GEBO E A SOMBRA/GEBO ET L'OMBRE/GEBO AND THE SHADOW

上映時間

製作国
ポルトガル/フランス

製作年度

公開日

ジャンル