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アメイジング・スパイダーマン2 (2014)

THE AMAZING SPIDER-MAN 2

監督
マーク・ウェブ
  • みたいムービー 268
  • みたログ 3,117

3.45 / 評価:2,055件

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  • sawachin さん
  • 2017年9月12日 23時56分
  • 閲覧数 1654
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

興行収入が見込みより振るわなかったり、ここの平均評価が3点台前半に留まっているのは、劇場公開時の時代背景の不運さにあると思う。

どうしてもつきまとうサム・ライミ監督の前シリーズとの比較。取り分けライミ版が好きだった層にとっては、シリーズが不完全のまま打ち切られて、かつさほど期間が空かないうちのリブートということだったので、その残影が最後まで消えなかったのだろう。

ホームカミングまで観て、改めて本作を円盤で鑑賞。どのシリーズもそれぞれの良さがあって面白いが、やっぱりこのアメイジングスパイダーマンが一番好きだ。

ライミ版は2000年代の映画だが、どこかレトロ感のある独特な演出が魅力だった。ちょうどスパイダーマンのコミックが生まれた時代とイメージが重なる。ニュースペーパーの記事にピーターがマスクを被るアップがレイヤーされたり、墓地でMJと立ち去るピーターが遠近で対比する構図など。

JKシモンズ編集長はコミカルな芝居そのものがレトロチック。あと、MJはじめ女たちの悲鳴がやたらキャーキャーうるさいところはヒッチコック映画を彷彿させる。

CGもまだそれほど古くなく、アクションも良かったが、3でストーリーが若干支離滅裂になってしまった。そして中途半端なままシリーズ打ち切り。

アメスパも2で打ち切りとなったが、決して内容がつまらなかったからではない。前述の事情に加えて、映画界の覇者たる大ディズニーが、スパイダーマンをMCUへ合流させる構想を打ち立てたからだ。これで再リブートとなった。

2で打ち切りとはいうものの、最後にピーターが自身のアイデンティティを見出して終わった形になっているので、見ようによってはうまく完結しているとも。

ピーターの出自に関わる父のエピソードは、1から伏線が張られて2へきちんと連結しているので、ストーリー全体が良くまとまっていたと思う。

CG、アクションはここに極まれり、といった感じ。ウェブスウィングのスピード感はライミ版を凌駕する。エレクトロとの対決の中で、吹っ飛ばされたパトカーを食い止めつつ感電から市民を守るシーンは、見事に決まって実にヒーローらしい。

エレクトロは、映画化されたヴィランの中でキャラデザインが一番洗練されていて好きだ。音楽とのシンクロも良く、「エレクトロ」の名にちなんで図太いEDMサウンドが響く。

2は音楽が本当に素晴らしい。メインテーマはスパイダーのエンブレムとともに始まりと終わりを飾るが、何度見ても鳥肌が立つ。この時点ですでに☆5になってしまう。マスクドのヒーローが元々持つ純然たる、理屈抜きのカッコよさがそこにあるのだ。人間ドラマの作り込み以前に、ヒーロー映画はまずここが肝心。

アンドリューガーフィールドは『サイレンス』『ハクソーリッジ』で演技派に、エマストーンも『ララランド』でオスカー女優となって今も第一線で活躍中。キャストも良かった。

バッドタイミングだった当時に酷評した人たちには、いま一度フラットな視点で鑑賞してみてほしい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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