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GODZILLA ゴジラ (2014)

GODZILLA

監督
ギャレス・エドワーズ
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3.18 / 評価:3,768件

解説

怪獣映画の傑作として映画史に名を残す『ゴジラ』を、ハリウッドが再リメイクした超大作。突如として出現した怪獣ゴジラが引き起こすパニックと、ゴジラの討伐に挑む人類の姿を壮大なスケールで活写する。メガホンを取るのは、『モンスターズ/地球外生命体』のギャレス・エドワーズ。キャストには『キック・アス』シリーズなどのアーロン・テイラー=ジョンソン、『ラスト サムライ』などの渡辺謙ら実力派が結集。ゴジラの暴れぶりもさることながら、凶悪度の増したデザインに息をのむ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1999年、日本。原子力発電所で働くジョー(ブライアン・クランストン)は、突如として発生した異様な振動に危険を感じて運転停止を決意。だが、振動は激しさを増して発電所は崩壊し、一緒に働いていた妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を亡くしてしまう。それから15年後、アメリカ軍爆発物処理班の隊員である、ジョーの息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、日本で暮らす父を訪ねる。原発崩壊事故の原因を調べようと侵入禁止区域に足を踏み入れた二人は、そこで思いも寄らぬ光景を目にする。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC
(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC

「GODZILLA」リブート作品としては、非の打ち所のない完璧な出来

 怪獣映画のエッセンスをギャレス・エドワーズ監督が甦らせた快作だ。黙示録としての54年のオリジナル「ゴジラ」に回帰しつつも、新たなゴジラ像にも敢然と挑戦しているのがすばらしい。

 原発事故、大地震、大津波と「ディザスター映画」としての側面があるが、これら日本でタブーとされた社会的事象に、しっかり切り込んでいるのがいい。

 人間は自然をコントロールしていると傲慢にも考えているが、それは逆だ。圧倒的な大自然の前にはなす術のない人間の無力さと、その大自然から生まれた巨大な脅威であるゴジラを思う存分描いている。西洋文明では人間や自然を創ったのは「神」であるとされているが、そういう意味で本作が西洋の文化圏で創られたのがすばらしい。ゴジラこそ、大自然が生んだ「怒れる神」であるからだ。

 リブート作品としては、非の打ち所のない完璧な出来映えである。ブライアン・クランストンがいい。それにもまして、アンディ・サーキスがモーションキャプチャーで演じたゴジラがたまらない出来だ。ゴジラファンにはうれしいことに、まるでぬいぐるみを着ているように見えるのだ。

 敵の怪獣ムートーがなかなか強くて好敵手になりえていて、怪獣対決はスリル満点だ。このムートーの電磁波攻撃はいい設定だ。人間社会が真っ暗な旧石器時代に引き戻されてしまう。人類の無力さが浮き彫りにされる。

 だからこそ、ゴジラの「最後の咆哮」には猛烈なエモーションがある。その咆哮を聴くだけで、入場料金の元は取れる。ゴジラの重量感・巨大感を満喫するためにも、なるべく音のいい映画館の大画面で、ぜひゴジラを「見上げて」ほしい!(佐藤睦雄)

映画.com(外部リンク)

2014年7月24日 更新

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