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8月の家族たち (2013)

AUGUST: OSAGE COUNTY

監督
ジョン・ウェルズ
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3.27 / 評価:533件

家族とは、孤独の集まりか?

  • 野暮な江戸っ子 さん
  • 2015年1月2日 3時32分
  • 閲覧数 2154
  • 役立ち度 24
    • 総合評価
    • ★★★★★

アメリカの家族問題を詳らかにしているようで、興味深いものがありました。そして、どうしても酒と薬物に依存する姿が描かれるのですが、病んでいるアメリカの象徴のように感じます。
家族だからなのか、各々秘密を抱え、秘密だらけで、これでもかという問題の突き付けには、驚きだけではなく、哀しみと絶望さえ感じます。

父に失踪をきっかけに、母のもとに三人の娘が数年ぶりに集まり、再会するのですが、母の個性的な言動をきっかけに、皆が本音を、そして秘密を暴露し、結果、家族の在り方を描いています。
登場人物のキャラクターが強烈で、舞台での演技合戦を見ているかのようです。
特に母バイオレットを演じるメリル・ストリープが強烈で、心も体も病を患うが故にか、偏屈というより崩壊しかけている人格が、見事すぎるほどです。
これに応えるのが長女のバーバラを演じるジュリア・ロバーツで、メリル・ストリープに負けていません。ただ、このやりとりは、映画中盤で満腹になるほどで、僕には苦しいものでした。
バーバラは夫(ユアン・マクレガー)の浮気と娘(アビゲイル・ブレスリン)の反抗期に悩み、次女アイヴィー(ジュリアンヌ・ニコルソン)は秘密の恋を抱え、三女カレン(ジュリエット・ルイス)は婚約者を伴ってきたのですが、何とも怪しい。
更に、近親も集まり、強烈な個性のぶつかり合いです。
そんな中で、秘密の恋の相手、リトル・チャールズ役のベネディクト・ カンバーバッチが、何とも繊細な役柄を演じていて、優しいアクセントになっていました。

家族には、絶望と孤独しか残らないかのようですが、ラストシーンのバーバラには、救いのきっかけがあったと、僕は捉えたいです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
  • 切ない
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