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ポケモン・ザ・ムービー XY 破壊の繭とディアンシー
2014年7月19日公開

ポケモン・ザ・ムービー XY 破壊の繭とディアンシー

762014年7月19日公開

min********

3.0

ネタバレ物足りなさはあったが、まあまあ良かった

近年の映画の中ではゲノセクトに引き続き良作品だと感じました。 ただ歴代の映画と比べるとやはり劣っていると感じたのでこの評価にしました。 デパート内で、サトシがディアンシーを助けるシーンは、まさにナイトとお姫様といった感じで、とても印象に残りました。その時に発明品で完璧にサポートをしたシトロン、終始可愛かったユリーカ、サイホーンレースの経験を活かしサイホーンで敵から逃げ切ったセレナと、それぞれの見せ場もあって良かったです。いつもよりもスケールのデカい「科学の力ってスゲーッ!」が聞けました。 大量のダイヤに舞い上がるロケット団は相変わらずバカらしくて面白かったし、デパートで着せ替えをするセレナ、ユリーカ、ディアンシーがとても可愛かったです。夜空の流れ星にディアンシーと一緒にサトシがお祈りするところも、サトシのポケモンに対する優しさが洗われていてとても良かったです。 今回の映画は特に、ポケモンと一緒に冒険する楽しさをよく描いていると思います。 終盤、ディアンシーがメガシンカしましたが、まさかユリーカが貰ったダイヤモンドにそのような伏線があったとは思いにもよらず、とても感動しました。短い時間ではあったけれども、サトシたちとディアンシーの友情は確かに築かれており、その証としてメガシンカしたのだと思うとジーンときました。 そして、スティール親子がまさかの敵でびっくりしました。意外性抜群でやられました…!それとライオットとマリリンが最後結婚するまでに至ったのが個人的にとても良かったです。愛着のあるキャラばかりだったので、みんな改心してくれて嬉しかったです。 ただ、もう少しゼルネアスとイベルタルが戦うシーンの尺を伸ばしてほしかったなぁと感じました。短い尺でゼルネアスとイベルタルの力を十分に表現していた面は良かったが、イベルタルの登場を引っ張っておいて、いざゼルネアスと対面して数発喰らっただけで何処かに去ってしまったので、よく分からなかったです。イベルタルの様子を見る限りだと、もう破壊はしなさそうなのですが、不安が残ります。 加えて、ゼルネアスは果たして喋る必要があったのか?と思います。ジラーチやルカリオ、ミュウツーやエンテイ等、喋った方が終盤の感動が大きいポケモンもいますが、最近の映画はやたらポケモンが喋り、ゼルネアスはそこまでして喋らせる必要は無かったと感じます。ポケモンは本来喋らないので、マナフィやラティ兄妹のように喋らない方が、より人間とポケモンの意思疎通が表現できると思います。 それと、悪役が改心したのは嬉しかったのですが、もう少し改心の仕方を丁寧に描いてほしかったです。せっかくキャラが魅力的なのに、勿体ないと感じました。 終盤の、ピカチュウが石化するシーンは、ミュウツーの逆襲でサトシが石化するシーンを彷彿とさせ、ジーンときたのですが、復活するのが早すぎて少しポカーンとしました。絶望した時間が長い分乗り越えた時の感動も大きいと思うので、もう少しピカチュウが石化してみんなが悲しむシーンの尺を伸ばしてもいいのでは?と感じました。 全体的にキャラに魅力があってとても素敵だと感じますが、クライマックスの尺が足りな過ぎて駆け足になってしまったのが非常に惜しいなと思います。短編も可愛かったですが、本編に物足りなさを感じてしまうと、短編が蛇足だなぁと思わざるを得なくなってしまいます。 来年は個人的に大好きなホウエン地方を舞台にした映画みたいなので、本編に重点を置いて制作されることを期待しております。

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