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リベンジ・マッチ (2013)

GRUDGE MATCH

監督
ピーター・シーガル
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3.39 / 評価:417件

SDGsのSはスタローンのS。

「ランボー/ラスト・ブラッド」を観たところ人生最大のスタローン熱を罹患してしまい、この間スタローン年表を作ってみて、1976年から50本以上の作品に「出続けてる」「撮り続けてる」すげえ人だと再認識したわけですが、ってことはSDGsってSustainable Development GoalsだけじゃなくてStalloneable Development Goalsっていうダブルミーニングだなと思うに至り、これはさらに、スタローンがスタローンであり続けるための作品をスタローンファンがスタローンファンであり続けるための開発目標を立ててリピート鑑賞したり見逃したまんまの作品にも目を向けないといけないと考え、この作品を鑑賞しました。

面白い!

もし引退後のロッキーがうだつが上がらない人間になっていたらという世界線に(「ロッキー5」では嫁の名を冠した人気レストランの経営者)、ジェイク・ラモッタが同居していたという、下手をすると「ない」設定を「あり」にしてるから上手い。
スタローンが演じる人物はシャープという元ライトヘビー級チャンピオンだけど、明らかにロッキー。
デ・ニーロが演じているキッドも明らかに「レイジング・ブル」のジェイク・ラモッタ。(「レイジング・ブル」の記憶がほとんどなくなってるので適当ですが。リピートしなくては)

1勝1敗で迎えた決戦を前にシャープが試合放棄して、キッドの女性問題などもありながら、30年ぶりの遺恨試合をすることになり、そこに至るまでの人生模様や試合の様子を描いてますが、楽しかった!

「今でも生卵飲むのか?」と言いながらちゃんと飲む個数は5個…
冷凍肉を叩こうとすると「不衛生だからやめておけ」と言われて渋い顔をする…
といったセルフパロディは軽く笑えるし、30年前に試合放棄した理由もやはりロッキーを想起させるし、キッドは口と女癖の悪さで笑わせてくれるし。

スタジオぶち壊しの場面や痴話喧嘩がYoutubeで話題になり、コロナ禍でもないのにガラガラだった記者会見から一転して、チケットが飛ぶように売れていく展開も、最終ラウンドで感動を呼ぶ2人の行動もよかった。シャープにノックアウト食らった格闘技チャンピオンがちゃんと見に来てるのも笑えました!

2人の体つきが、鍛え上げすぎていないのがいいですね。鍛えるシーンもありましたが、ちゃんとよぼってる老人の体。
シャープのトレーニングシーンは「ロッキー4」的な感じ。重いコンダラを引きづらずに持ち上げて、トラックを引っ張って、あ、プールでトレーニング開始するシーンのトレーナーとの会話は吹き出しました。

ただのセルフパロディ映画に終わってない点は、脇役の良さが挙げられます。
アラン・アーキン演じる、上述したトレーナーのキャラが立ってます。キッドに負けない毒舌家で、会話の大半が下ネタで、シャープに介護してもらってる状況で、普段は車椅子に乗ってるけど女性がいる場面ではちゃんと二本足で立つクソジジイ(笑)。でもトレーナーとしての腕は一流で、右目が失明しているシャープが10ラウンド戦える体を作っていくから、ミッキーの再来かと。

シャープの元彼女で、一度キッドと関係を持ってしまってから疎遠になっていたサリーを演じたのはキム・ベイシンガー。後悔を抱えながら、そろりとシャープに寄り添って縁の下の力持ちになる人物、めっちゃよかった!シャープと旅行いってらっしゃい!

シャープとキッドの遺恨試合をプロモートするダンテ(ケヴィン・ハート)が、貧乏で軽薄で適当な奴だけど憎めない!キッドの息子も孫も最高だったな。

ピッツバーグの下町から都市部を舐めていくカメラや、ランニングで必ず通る大きな橋に代表される、印象的なシーンも数多くあって、個人的には113分というのは長尺なのに飽きることがありませんでした。

あと、音楽にトレヴァー・ラビン(イエスのギタリスト)の名前を久しぶりに見つけて歓喜!

詳細評価

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