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グランドピアノ 狙われた黒鍵 (2013)

GRAND PIANO

監督
エウヘニオ・ミラ
  • みたいムービー 190
  • みたログ 486

2.46 / 評価:222件

こんなコメディ手法があったとは!脱帽!

  • ibukulo- さん
  • 2014年3月30日 4時40分
  • 役立ち度 12
    • 総合評価
    • ★★★★★

ピアノの演奏がメインの映画だってことで、友人のプロのクラシックピアニストを連れ出して鑑賞してきた。

確かに、上映時間の8割ぐらいが演奏シーンだったので、色々と演奏や曲に関する解説をもらえて、とても良かったね。


で、作品の内容。

まず、ここのレビューに「夢オチ」なんて書いてる人がいたけど、そんなことは全然なかった。その人の書いたレビューは内容もおかしいし、なにやら他の作品と勘違いしてるみたい。


飛行機の機内のシーンから始まるものの、到着したらリハもなくいきなり本番。5年ぶりに人前で演奏するというのに。しかも、本人は演奏に全然自身がなさそう。

演奏が始まったら、演奏中に中座はするわ、ぶつぶつとしゃべってるわ、携帯で電話するわメール打つわで、客席からでも行動が不審なのがありありとわかるはずなのに、客はそのことをワザととしか思えないほどひたすらスルーして、演奏が終わると大拍手。
そして、それらの主人公の行動がありえなさ過ぎて終始クスクス笑えてしまう。

さらに、サスペンス仕立てなのに、その肝心の謎解き部分が甘いし、人の命がかかってるはずなのに、そのあり得ない主人公の行動のせいで緊迫感がまるでない。

そんな展開がずっと続いていく。




んで、中盤ぐらいで気づいたちゃったね!これはコメディなんだって!

つまり、サスペンスと見せかけてこの映画を鑑賞してる人の意識をそっちに持っていっといて、それに対する不自然さで笑いを誘うって作りになってるってこと。
犯人が、ミステリーではご法度になってる手法をあえて使った実物設定だったし。



見事にやられたねー。いや、ホントずっとクスクス笑わせられちゃったもの。
そして、クライマックスシーンの上からデーン!とラストシーンでは、ついに声上げて笑っちまった!

あ、勘違いしないようにね。両方とも、シリアスなサスペンスならビックリするようなシーンだからね。



で、一緒に見てた友人のピアニストの演奏面に関する評価。

まず、一番気になる、イライジャは実際に演奏してたのか?っていう点については・・・

「してない」

ってことで、その理由はって聞いたら、

「ペダルをまったく踏んでなかった。ピアノはペダルを踏まないと演奏できないよ」

ってことだった。それと、

「手がこわばり過ぎで、あれじゃスムーズな演奏はできない」

ってことも言ってたね。

ただ、ワシが

「演奏中に携帯電話かけたり、メール打ったりなんてできるわけないしね」

って言ったら、

「いや、それはできるよ。やったことあるし」

と言ってたよ。



・・・不良ピアニストめ!


でも、

「全体的には演奏してるようには見えたから、頑張ったんじゃない?」

とは言ってた。


あとは、

「ピアノ・コンチェルトなのに、ピアノが一番後ろにあるのはヘン」

てことも言ってたね。


それから、演奏で使われたピアノは、通常のものより低音側の鍵盤が多かったんだけど、あれは音の伸びを意識したもので演奏に使うわけじゃないから、ちゃんと音は合わせてないらしい。つまり、「絶対にバレない」ってのはそういう理由によるらしいよ。



いやー、久々に「やられた!」って映画だったね。
あー、面白かった!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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  • セクシー
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