微妙ながら琴線に触れるゲイカップルのお話
- sol***** さん
- 2021年1月21日 19時28分
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序盤のゲイ男子二人の馴れ初め場面ははっきり言って生理的には受け付けない。
しかし、ダウン症男児の保護を巡る法廷劇に突入してからそこそこ引き込まれる。
まだ録音機材がオープンリールの時代。米国でさえゲイは毛嫌いされていた。
そんな社会的偏見が蔓延している状態でゲイカップルが、いかに服役囚母親をもつダウン症男児とはいえ引き取るのはほぼ不可能。
おまけにゲイの元検事の上司までしゃしゃり出てきて、間違ってもゲイカップルが勝訴することがないように公権的ウルトラCを用いられては手も足も出ない。
そして、ドラマは予想外の悲哀劇へと収束する・・・
劇中における主役が披露したバラード。そして〝父子3人”による8ミリ映写風(?)の束の間の団欒映像などが微妙に感情のひだを刺激。
真摯に作られたことは疑いえない佳作。
3.4の三ツ星
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