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オール・ユー・ニード・イズ・キル (2014)

EDGE OF TOMORROW/ALL YOU NEED IS KILL/LIVE DIE REPEAT

監督
ダグ・ライマン
  • みたいムービー 714
  • みたログ 6,301

3.95 / 評価:4,736件

昨日と同じ今日をブッ壊せ!vol. 2

  • 絶対の客人 さん
  • 2014年8月14日 12時55分
  • 閲覧数 629
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

(原作小説のネタバレあり)
この映画を観るために、
原作小説を読破した自分から言わせてもらえるならば、
原作はめっちゃ面白かった!
ただ映画に関しては、映画としての良い点も多々含まれてはいるが、
個人的に原作の核にもなっていた、
一番好きな設定が一部書き変えられていたのは大きなマイナスポイントになった。

その設定とはタイムループの真相に関してで、
未来(物語のメイン)で起こる悲劇(死)を、警告として30時間前の自分に送信し、
予知夢というカタチでそれを見せる・・・という設定。
つまりループしているのは自分自身ではなく記憶。

それは〈ギタイ〉と呼ばれるエイリアンが戦いの過程で身に付けた能力で、
その群れの中心にいるギタイ(通称:ギタイサーバ)が死ぬと同時に、
その情報がバックアップのギタイを通して過去のギタイに送信される。
それを受け取ったギタイは、その悲劇を回避するべく、行動を修正する。

主人公の『キリヤケイジ』は、初めての戦闘で死にかけた時、
ギタイの群れの中に一体だけ異質なギタイを発見し、
偶然にもギタイサーバを玉砕の相手に選んだ事で、サーバの放った信号をモロに浴び、
過去への通信能力(タキオン通信)を身に付けてしまった・・・というのが原作におけるループの真相。

つまりこの能力の設定の重要なキーワードは〈過去への警告〉であるのに対し、
映画では〈時間を操作する能力〉という表現に変わってしまっていた。これは大きな違い。
せっかくのリアルな設定がどこか安っぽく感じられてしまったのが残念でならない。

ただ!マイナスポイントはそれぐらい。
それ以外はギタイのモデリングも原作に登場する〈カエルの死骸〉という表現からはほど遠いし、
主人公の設定やクライマックスの展開も原作とは全く違ってはいたけれど、それはそれ、
根幹にあるテーマとループという絶対に外せない原作のファクターだけは残しつつ、
ハリウッド流にウマくアレンジされていた印象。

もしこれが日本で製作されていたら、
〔GANTZ〕のようになっていたんじゃないかと、かなりゾッとします。
さすがハリウッド!
ありがとうハリウッド!
万歳ハリウッド!

主人公を演じた『トム・クルーズ』の、
めったに見る事ができないへタレな兵士から戦場の英雄へと成長していく姿も見ていて楽しかたし、
原作者の桜坂洋氏が着想を得たという、
テレビゲームのゲームオーバーとコンティニューの繰り返しを思わせるストーリー展開もしっかり表現されていて、
色々と違う点はあるにせよ、全くの別モノにはなっておらず、
むしろ限りなく原作に近いカタチで映像化されているのが嬉しかった。
しかもハリウッドの最高の技術をもって!

さあ!次は〔GANTZ〕、いってみようか!

詳細評価

物語
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演出
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音楽

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